2019年1月28日発売の週刊少年ジャンプに掲載中の『アクタージュ 第50話』のネタバレと感想を紹介します!!
アクタージュ 第49話のおさらい
前回のお話はこちら
>>アクタージュ 第49話 ネタバレ・感想 ~阿良也をつくっているもの~
「役者はやめておきなさい」
まだ役者をしようなんて思ってもみない阿良也にかけた、星アリサの言葉。
アリサのその言葉の真相とは…。今、解き明かされる…。
アクタージュ 第50話のネタバレとあらすじ
「役者はやめておきなさい」
阿良也は、星アリサに言われた一言が頭から離れなかった。
役者をやってみたいと思ったこともなかったのに、星の言葉に、巌の後ろ姿に、理由の分からない鳥肌を感じた。
阿良也は、星アリサについて巌に尋ねた。
「昔の女だよ」
初めは、巌に冗談で返されたが、星アリサが元女優ということを知った。
「今の俺なら償えると思っちまったんだ。舞台の上で」
阿良也は、星アリサをキャスティングしようとした巌が悲しげに語った言葉や、初めて見る巌の横顔を見て、もっともっと巌のそばにいたいと思うようになっていた。
不思議だった。
阿良也は小学生の頃、どうしてなのか文字というものが頭の中に入ってこなかった。
それに、どうしてか昔からみんなと違うところで怒ることも多くて、いつも悲しい気持ちでいっぱいになっていた。
そんな毎日を送る阿良也を必要としてくれたのが、巌だったのだ。
「正直な良い目をしている」
そうやって、阿良也をスカウトしてくれた。
阿良也は、星アリサを自分の舞台に立たせたいとがむしゃらになる巌を見て、もっと巌のそばにいたいと思った理由に気付いた。
こんな自分を必要としてくれる巌が星アリサに目を向けていたから、嫉妬しだんだと…。
「俺が役者になる。
だからあんたは俺だけを見ていればいい」
阿良也は、巌の一番になることを決心した。
決心したばかりなのに…。巌のそばにもっともっといたかったのに…。
舞台上でジョバンニを演じている阿良也は、目の前のカムパネルラの夜凪と巌を重ねてしまっていた。
「いやだ」
ぐっとカムパネルラの腕を掴む、ジョバンニの阿良也。
共演者は、阿良也の芝居に度肝を抜かれていた。現実と芝居を混同している阿良也の芝居に…。
巌は、自分の死をもって、阿良也の芝居を最大限に引き出していた。
その芝居を鑑賞していた星アリサは思う。
「千世子、よく見ておきなさい。
芝居に溺れた、人間の行く末を。
巌裕次郎、あなたは“私のとき”と何も変わっていない」
阿良也にも、思いを寄せる、アリサ。
「観客を魅了する、芝居を超えた芝居。
それと引き換えに、あなたはきっとその芝居から帰って来れないー
だから言ったのよ。
役者はやめておきなさいと」
アクタージュ 第50話の感想と思考
阿良也を役者へと導いた、星アリサの言葉には、こんな思いが隠されていたのですね。
巌さんの一番になりたくて、芝居をしてきた阿良也は、巌さんが死んでしまった今、どうなってしまうのかと心配になります。
この演劇の立て直しも、心配になります。
大切に思ってくれた人の一番になりたいという思いは、こんなにも強く芝居に影響するんですね。
なんだか、人間の思いの深さにぞっとしました。
この演劇の終着点は、どうなるんでしょう。
次回を楽しみに待ちましょう。
>>アクタージュ 第51話 ネタバレ・感想 ~立ち上がれ!阿良也~
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