Iターン 俺に戻れの第5話のネタバレ・感想~もうひとつの賠償

2019314日発売のモーニング15号に掲載中のIターン 俺に戻れの第5話のネタバレと感想をご紹介します!

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GW前の充実感はどこへやら、原因不明の誤植をきっかけに、突如として多額の借金を背負うことになってしまった狛江。さらに岩切の登場で、いよいよ窮地に追い込まれる!?

Iターン 俺に戻れ 第4話のおさらい

誤植の責任を土沼に問う狛江。だが「縁が切れた」相手の糾弾に、土沼は応じようとしない。

さらに頼みの綱であった校正の控えもない。

竜崎のもとに再び謝罪に向かうが、そんな狛江へのダメ押しとばかりに500万円もの損害賠償を持ち掛けられる。

Q支店を切りたがっている以上、本社を頼ることもできないと観念した狛江は、自腹を切って200万円を借り入れてしまう。

普通に働いていただけなのに、突如降ってわいた借金。狛江は家族を思い悔しがるが、あっさりと竜崎の手に渡ってしまう。

残り300万円は仕事で返せと竜崎は言うが、付け加えるように「ウチは良心的だぞ」「もうじきわかるさ」と気になる言葉を残す。

会社に戻った狛江を待ち受けていたのは、待ちわびていた校正の控えではなく、荒らされた応接室と、血相を変えて迫る男・岩切だった。

前回のお話を詳しく読みたい方はこちらをどうぞ

Iターン 俺に戻れ 5話のネタバレとあらすじ

岩切の突然の来訪に困惑しつつも、狛江は支店長として冷静に、毅然と対処することを心に誓い、向かい合って腰掛ける。身に覚えのない狛江は、柳が何かしでかしたのだろうか?などと訝る。

岩切が差し出したのは、1枚のデリヘルのチラシだった。状況が呑み込めない狛江は、タバコに火を点ける岩切に禁煙である旨を告げるが、逆にすごまれてしまう。

デリヘル店は岩切の管轄の店だが、連休中に売り上げが下がったために店の者をどやしつけたところ、大量の間違い電話の対応で仕事にならないと泣きを入れてきたのだった。

そして彼らに詳しく内容を問えば、それはドラゴンファイナンスとの間違い電話なのだという。さらに竜崎に聞くと、チラシを打ったのは広告屋である、というではないか。

岩切が宣告社にやってきたのはそうした理由からだった。

岩切と竜崎とは親戚筋だが、反目しあっており、あわや殴り込みをかけるところであったという。

竜崎の「もうじきわかるさ」の意味を理解し、謝罪する狛江。誤植で電話が「つながらない」だけではなく、「つながってしまう」ことへのケアを怠っていたのだ。

狛江は必死で謝罪し、何度も状況説明を試みるが、結局発注したお前が悪いのだろうとことごとく一蹴される。

そうは言ってももう賠償には応じられない狛江は、土下座をして仔細を話し、なんとか理解してもらおうとする。

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だが、岩切はそこで聞く耳を持つような相手ではなかった。

やおら立ち上がると、突如、付き人を殴り始める岩切。

驚く狛江に、岩切は「おどれが責任逃れするけ、コイツが殴られるんじゃ」と言い、返り血を浴びながらも殴り続ける。

あまりの凄惨さにゾッとし、やむなく狛江も自らの非を認める。すると今度は「なんぼ払う?」と言い、再び殴り始める岩切。

100万、との声に狛江がたじろぐと、200万、と言いながら殴り続ける。

狼狽する狛江にたたみかけるように、300万、と凄む。

観念した狛江は「わかりました!!わかりましたからもうやめてください!!」と、要求を呑んでしまう。

再び腰掛ける岩切、付き人は床にグニャリと倒れている。

だが岩切がタバコをくわえると、すかさず彼が顔を腫らしたボロボロの姿で火をつける。

あまりの光景に狛江は戦慄する。

「いつ払う?」との問いにしどろもどろになる狛江に、岩切は「1週間しか待たんぞ」とタバコを投げ捨てて立ち上がる。

狛江はとても無理だと抗議するが、その時は狛江を売るので構わない、と意に介さない。

そして付き人とともに部屋を出て行った。

岩切らと入れ替わりに入ってくる吉村。警察に連絡してはどうかと持ち掛けるが、狛江は大したことではないからと退ける。

警察沙汰になってしまっては間違いなく一連のトラブルが本社に知れ、自分はクビになる。となれば部下たちに話すわけにもいかないそう判断したのだった。

かくして、狛江は竜崎に200万、岩切に300万という莫大な負債を抱えることとなったのだった。

Iターン 俺に戻れ 5話の感想と思考

「自分でケツを持つ」、たしかに格好は良いですが、サラリーマンとしてはどうでしょう。それがやりたければ自分の会社をもつなり、フリーで働くなりすべきかと思います。

さて、奇しくも?岩切への負債が300万となりました。

竜崎に払わねばならない残りの額と同じですが、この両者の関係も気になりますし、反目を額面通り受け取れない部分もあります。

そして「悪いのはお前だろう」という詰め寄り方。その筋の人たちらしいといえばらしいですが、土沼をかばっているようにも見えます。

それにしても現状、話ができる可能性があるのは、支店の社員たちとせいぜい土沼というところですか。非常に苦しいですね。

そう、意外と土沼は話ができると思います。糸を引いている可能性はかなりあると思いますが、会社組織を反故にするのなら、そこに賭けるしかない気がします。

それにしても、さすがにヤクザはとは思いつつも、やはりどこか身につまされるところがあります。自分でやればとか、ヘタに会社が絡むと面倒だからとか、たしかに考えてしまいます

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