2019年03月14日発売の週刊ヤングジャンプに掲載中の童子軍鑑第11話のネタバレと感想をご紹介します!
童子軍鑑 10話のおさらい
街で出会い、お互い名も知らぬまま別れた二人の少年。
マルクとフェイの再会は絶対絶命ともいえる局面だった。
裏切りの騎士カーマイン、そしてダークエルフ達と対峙するナギとダニオロ。
主を守るため帝国兵に立ち向かう彼らにフェイは退却を進言する。
ここで反帝国の旗印となる王子マルクを失っては、民の希望は誰に託せばよいのか。
そう語るフェイにカーマインが言葉を投げた。
「ノームの生き残りとご対面できるとは」
小さな賢者ノーム。
それは帝国に知恵を授けたもの、ゆえに…帝国に虐げられたすべてに憎まれるもの。
前回のお話はこちらからどうぞ!!
>>童子軍鑑 第10話 ネタバレ・感想~『ノーム』の生き残り~
童子軍鑑 第11話のネタバレとあらすじ
「今度は逃さないよフェイ」
大虐殺を生き残ったノームであることをカーマインに見抜かれたフェイ。
それは同時にここにいる帝国の犠牲者たちに、帝国に力を与えた『敵』の一族であることを知られてしまう事態ともなった。
フェイをかばうように剣をかまえるナギに義父ダニオロが問う。
なぜそのノームの前に立つのか、お前の役目は王子を守ることではないのかと。
「フェイは信じられます、だから彼も守ります」
力強いナギの言葉。
しかしダニオロはカーマインの裏切りにあったばかりでもあり、帝国側のノームを信用することなどできないと一喝する。
そうこうしてる間にも帝国の兵はより数を増し彼らを取り囲んだ。
マルクは迷う。
助けに来たと目の前に現れでた少年が帝国に仕えていたノームの一族であるという事実。
しかし城下街で会った時におぼえた不思議な感覚も、またあった。
「フェイ!!君は逃げ」
答えの出ないままフェイに逃げろと言いかけたマルクであったが、そんなマルクをフェイの視線が射抜いていた。
フェイの目に何かを感じとるマルク。
(示そうというのか?)
ノームではなく自分が何をしたいのかを、迷い流されるマルクに『意志』を示そうと。
今度こそ自分で決めなければ、マルクは思う。
脳裏に浮かぶ父王の顔。
自分ができることをしろ
瞬間、フェイに振りかぶられた帝国兵の刃を弾くマルク。
「取り…戻したい…」
「この国を…民を…皆を…取り戻したい!!」
まぎれもないマルク自身の願い、意志。
「できるさ」
微笑むフェイ。
なだれこんでくるイーストガーデンの兵達。
それは城壁でナギに指揮されたことによって恐怖を克服した者達だった。
マルクを逃がすため立ち向かう。
「俺達待ってるからこの国を救ってくれ!!」
その場にいた民たちも一堂に声をそろえ、王子に逃げてほしいと願った。
まだフェイを連れて行くことに難色を示すダニオロに、フェイはここから逃げないことで自分は敵ではないと示し続けたのではないかと言うマルク。
信じるに充分と。
民衆を、兵を見渡す。
愛する者たちを置いていかなければならない悔しさ。
しかし、毅然と言いはなった。
「君たちの勇姿に見合うものを必ず捧げよう、同胞たちよ!!」
指が食いこむほどに握りしめられた拳。
フェイを連れ、マルクは敵に…そして処刑台に吊るされたままの父に背を向ける。
わずかな意識の中で父王は我が子の姿を見つめていた。
行ってこいマルク
お前に託そう
(次は…次こそは)
(全て…守ってみせます父上)
もう振り返らない。
童子軍鑑 第11話の感想と思考
やはりノームの扱いというのは帝国からは力の秘密を知っている厄介な存在であり、帝国に苦しめられている人々からすれば帝国に従っていたという憎い種族であり、本来誰も味方してくれるものなど無くて当たり前の状態なのですよね。
ナギがフェイを信じ守ると言ってくれたことの重みを感じます。
ダニオロは案外アタマがかたいというか融通がきかない感じですが、王子を守らなければならない立場上これもまた必要な反応でしょう。
民たちの願いはとても尊くそれがマルクを突き動かしたことも確かですが、帝国のやり方を思うと彼らが生きてマルクの帰還を待つことができるかだいぶ疑問…!
またえげつない展開が待っているのではないかとヒヤヒヤしてしまいます!
さて、いよいよ動き出したフェイとマルクの物語。
第二王子はまだ船の上なのでしょうか?
彼もどのように絡んでくるのでしよう。
イーストガーデンの崩壊を知った時、民を置いて逃げた兄の味方となるのか敵になるのか気になるところですね。
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