ゴールデンカムイ第193話 ネタバレ・感想〜月夜の銃撃戦〜

2019年03月14日発売の週刊ヤングジャンプに掲載中のゴールデンカムイ第193話のネタバレと感想をご紹介します!

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ゴールデンカムイ 192話のおさらい

 

登別温泉にて、療養中の菊田特務曹長に謎の男の噂を話される宇佐美。

ろくに取り合わない態度だが男を見た本人・有古一等卒の話を聞く限り刺青の囚人であると思われる。

腹をさぐり合う菊田有古と宇佐美二階堂。

温泉宿の一室で按摩に従事しながらそのやり取りを聞いていたのは土方歳三と通じる刺青の囚人の一人、都丹庵士だった。

 

その頃ニヴフの集落ではアシリパとの合流を果たした先遣隊が尾形の処遇を話し合っていた。

燈台の娘スヴェトラーナは月島に諭され岩息とともに大陸へ旅立って行った。

それを見送るアシリパと杉元はお互いがまだ同じ目的のもと共に歩めることを確認するが、杉元だけは心にある決意を秘めていた。

 

それはこの金塊争奪戦からアシリパを解放すること――。

 

前回のお話はこちらからどうぞ!!

ゴールデンカムイ第192話 ネタバレ・感想〜秘められた決意〜

 

ゴールデンカムイ  第193話のネタバレとあらすじ

 

杉元一行の滞在するニヴフの集落。

エノノカの語るニヴフのこわーい話、『ばけもの川』。

 

昔、男が川で魚をとって焼いていた

遠くで人の声がして足音が近づいてきた

だから男は全裸になった

「なんでだよ!」(杉元)

男は焚き火の炭で尻に大きな目を描いた

男は尻を化け物の来る方に向け股の間から見ていた

「それホントにご近所のひとだったらどうすんだよ」(杉元)

化け物は尻の大きな目を怖がって逃げていった

 

珍妙な昔話にどんな教訓があるんだろうと笑ってアシリパに尋ねる杉元。

『悪いことをするやつは…自分を見られるのが怖い』

そう答えたあと、杉元に尻を出せというアシリパ。

今、用を足しに出ていった白石を驚かしてやろうという作戦だ。

大人しく尻を出す杉元の様を周りが見ている。

尻に描かれる目玉。

白石が戻ってくる物音に備えて入口に尻を向けスタンバる杉元。だが。

「あ……かぶった」

向かい合う尻と尻。

目玉と目玉。

同じことを企んでいた白石だった。

三人の馴染んだ(?)平和なやりとりを何とも言えない顔で見つめる谷垣、鯉登、月島。

 

一方、登別。

 

共に滝の湯にあたりながら気さくな一面を見せ、二階堂と親しくふるまう菊田特務曹長。

二階堂もはしゃいでいる。

宇佐美より御しやすいと見たのか、直球に網走の脱獄囚の刺青とはどんなものか教えてくれと頼みこむ。

「…見たこと無い」

しかし、まったく慌てた様子を見せずに二階堂は嘘を返す。

 

二階堂からも聞き出せないと見切りをつけたのか、有古に他に噂の男を見たものがいないか村で聞いてこいと命ずる菊田。

宇佐美たちの態度を苦々しく思う。

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「鶴見中尉とまたお供するには何か手土産が欲しいところだな」

 

宿で按摩を受ける宇佐美に二階堂は二人を連れて網走に戻るのかと尋ねる。

鶴見中尉はもう網走を離れる、と答える宇佐美。

「あの占い女と人喰いジジイはどうすんの?」

「知ったこっちゃないでしょ」

 

その会話を聞いていた按摩は都丹の仲間であり、同じく土方歳三に従うものだった。

暗室にて情報を共有し合う盲人たち。

宇佐美と二階堂は第七師団の動向をさぐる大事な情報源である。

しかし有古と菊田は正体を見抜かれる前に消すべきだ、という仲間の言葉に新月まで待ったほうがいいと返す都丹。

逡巡するが姿を見られたのは都丹の落ち度であるということから、早々に動くこととなる。

 

登別温泉の奥にあるというアイヌの秘湯ペンケユ、現在でいうところのカルルス温泉。

菊田は宵闇にまぎれ張りこんで噂の男を待つ。

その頃アイヌの村で聞き込みをおこなっていた有古は、変な文様の服は刺青であるという証言を得ていた。

 

月のある夜。

灯りをつけてはいるがペンケユに現れた男――都丹にあたりをつけ、暗闇の中から銃を向ける菊田。

「ゆっくり上着を脱いで見せろ」

都丹は持ってきた灯りを静かに消す。

盲目の都丹は銃を扱うのに灯りを必要としない。

耳からの情報、聴力によって相手の場所を判断する。

灯りをわざと見せることによって相手の目に慣れさせることもしなかった。

暗闇の戦いは都丹の圧倒的有利…のはずだった。

ドンッ

正しく撃ち返してくる菊田。

「見えてるのか?」

驚く都丹。

菊田の周りを都丹の仲間が囲む。

 

一つ上回った菊田の策。

菊田は眼帯で覆ってきたことによって、片目を暗闇に完全に慣れさせていたのだった。

両手に拳銃をかまえる菊田。

 

「てめぇら全員見えてるぜ」

 

ゴールデンカムイ 193話の感想と思考

 

インカラマッと家永カノが登別に来ている!?

占い女と人食いジジイってそうですよね?

宇佐美二階堂と行動を共にしているのか、どういう状況なのか今はわかりませんが、網走で別れたきりのインカラマッが元気であることがわかって嬉しいです。

 

美女と温泉…これはまさか、ゴールデンカムイではいまだかつてない美女の入浴シーンが見られるのでは…いや、ゴールデンカムイだから無いか。

ゴールデンカムイだしな。

 

冒頭のアシリパ杉元白石のなんだか懐かしさすら感じるいつもどおりの雰囲気。

この3人はやっぱり安心します。

前回杉元とアシリパさんだけの時は少しヒリヒリしたものを感じていたのですが、白石の力は偉大ですね。

 

さて、菊田の目論見は鶴見中尉の元へ帰ることのようです。

刺青のことも本当に探りを入れてるよう。

ということは今の段階では金塊の謎には深く関わっていないのでしょうね。

しかし状況としては土方一派と第七師団。

大変面白い状況です、このエピソードがどう転ぶが全然予想がつきません!

3月19日には尾形関連のエピソードが濃いコミックス17巻が発売します。

こちらも楽しみですね。

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