ゴールデンカムイ第194話 ネタバレ・感想~形勢逆転、暗闇の死闘〜

2019年03月20日発売の週刊ヤングジャンプに掲載中のゴールデンカムイ第194話のネタバレと感想をご紹介します!

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ゴールデンカムイ 193話のおさらい

 

エノノカからニヴフの昔話を聞かされる杉元一行。

尻に目を描いて化け物を追い払ったというその話の教訓は「悪いことをするやつは自分を見られるのが怖い」、とするアシリパ。

杉元アシリパ白石の和気藹々とした時間が久しぶりに訪れている。

 

悪いことをするやつは見られるのが怖い。

その頃、登別では菊田有古組が宇佐美二階堂組から刺青の情報を聞き出そうとしていたがうまくいかない。

都丹は盲人仲間との議論のすえ、自分たちを探っている菊田有古を消すために動いた。

 

菊田は噂の元であるアイヌの秘湯ペンケユに張り、有古は同族から噂の男は刺青をしていたと証言を得ていた。

下駄のような音が響きペンケユに人影が現れる。

銃を向ける菊田。

人影…都丹もまた仲間を連れ、菊田に銃口を向ける。

 

月夜の銃撃戦がはじまった。

 

前回のお話はこちらからどうぞ!!

ゴールデンカムイ第193話 ネタバレ・感想〜月夜の銃撃戦〜

 

ゴールデンカムイ  第194話のネタバレとあらすじ

 

海賊が眼帯をしているのは船室の暗さに目を慣らせておくためという説もあるという。

菊田もまた、暗闇で噂の男と対峙することを想定して日暮れ前から左目を眼帯で覆っていた。

暗闇に完全に慣れていた。

響く発砲音。

「お前ら引けッ見えてるぞッ」

だから新月にしろと言った、とこぼしながら仲間に呼びかける都丹。

菊田を威嚇しながら仲間を逃がそうと指示をする。

その声は菊田にも聞こえている。

「逃がすかよ」

 

現在よりも火山ガスが活発であったという登別地獄谷。

都丹たちを追ってきた菊田は暗闇には慣れていたが、ガスによって覆われる視界はどうしようもない。

「硫黄の臭いはうんざりだぜ」

その向こう、集音器を装着しながらぼやく都丹。

小石を投げた。

音に反応して両手拳銃を撃ちまくる菊田。

弾が切れた隙を狙って、都丹の仲間が刺又で菊田を打ちつけ動きを封じる。

それに合わせて都丹が舌を鳴らし位置を確認、撃つ。

確実に菊田の胴体を撃ち抜いた。

撃ち抜いたのだが。

次の瞬間、都丹の仲間のほうが撃ち抜かれていた。

倒れることもないまま、コートの合わせを開く菊田。

「ふざけやがって俺の大事な戦利品を…」

コートの中には菊田の身体を覆うように多数の銃がおさめられていた。

その銃が防弾チョッキのような役割を果たしたのだ。

 

菊田は日露戦争の頃、殺したロシア将校から鹵獲することにとりつかれた。

ナガンM1895が特にお気に入りだった。

 

菊田の背後に忍び寄る影。

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振り向くと、寄っていた都丹の仲間を後ろから銃剣で突き刺す宇佐美がいた。

「他にも仲間が来てるぞ!」

血を吐きながらも都丹に叫んで知らせようとするも、菊田によってとどめをさされる。

声に反応した都丹も他所から狙われる、二階堂だった。

仲間はみな斃れ、敵には援軍。

「形勢不利だ」

山の方へと逃げる都丹。

そこに銃声を聞きつけた有古も到着する。

菊田に自分が見た妙な柄の服の男は刺青であったとの証言を報告。

一同で都丹を追うこととなったが、宇佐美たちの助太刀のタイミングがよすぎたことを菊田は問いつめる。

噂にピンときて温泉に張り込んでたのかと問う菊田に笑って答える宇佐美。

「…いやぁ〜バレました?」

出し抜こうとしていたことを悪びれもしない。

睨む菊田。

なぜ刺青の囚人が危険を犯してまで第七師団御用達の湯治場に現れたのか、と有古は疑問をつぶやく。

その頃地獄谷で斃した遺体を確認していた二階堂は、彼らが宿にいた盲人の按摩であることに気づいた。

 

暗闇を逃げた都丹の足跡は古い坑道の中へと続いている。

有古が幼い頃入ったことがあるといい、いくつか出入口があるらしい。

奥の方から下駄のような、都丹の舌を鳴らす音が聞こえた。

標的になるからマッチをつけるな、という菊田にならい暗闇のまま進む。

何も見えない。

慎重に進んでいた宇佐美の足元に何かが触れた。

 

ペキ…パキパキィィン

 

途端、音を聞きつけ射撃される。

脚をやられ倒れこむ宇佐美。

宇佐美の足元に触れたものは氷筍といって地面に逆さに生えるツララのようなものだった。

それは暗い洞窟内に、無数に生えていた。

「形勢逆転だ」

洞窟の奥、銃をかまえ都丹が言った。

 

ゴールデンカムイ 194話の感想と思考

 

表紙がめちゃめちゃカッコイイです。

 

菊田特務曹長はまた新しいタイプの変態さんでした。

今まで刺青の囚人を主にいろいろな変態が出てきましたが、他人の持ち物や戦利品にこだわるタイプはいなかったのですね。

武器マニアという点では有坂閣下や鶴見中尉にも少し通じる点があるのかもしれませんが。

戦争中毒であれば鶴見の元に帰りたいという菊田の目論見をわかるのですが、逆にこれだけ立ち回れる菊田を鶴見はなぜずっと療養中にさせてたのでしょう?

鹵獲を悪癖と感じていたとか?うーん。

 

都丹さんの仲間がぽこぽこ亡くなりましたが、都丹さん自身もだいぶ死にフラグを立ててしまってるような気がしてなりません!

都丹は何となく好きなキャラなので死んでほしくないのですが、もしかしてポジション的にはあっさり死んだ鈴川みたいなゲスト仲間キャラ扱いだったりするのかしら…それはちょっとー!

もしかして菊田が都丹を盲人と思っていない?(マッチをつけるな、というくだり)あたりに希望を見出しておきたいと思います。

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