2019年02月21日発売の週刊ヤングジャンプに掲載中のゴールデンカムイ第190話のネタバレと感想をご紹介します!
ゴールデンカムイ 189話のおさらい
谷垣の復讐の刃により手負いとなったキロランケ。
同じく重症をおった谷垣を発見した月島鯉登は、キロランケを追うためスヴェトラーナを谷垣の側におき捜索へ。
谷垣の銃の下に仕掛けられたキロランケの仕掛け爆弾によって鯉登をかばった月島が負傷。
怒りにかられた鯉登は一人キロランケのあとを追った。
血痕を確認する鯉登の背にキロランケは静かに銃口を向ける。
だが、一瞬気を取られた隙に正面から鯉登と対峙することに。
「よくも…私の部下たちをッ」
死にもの狂いの揉み合いの末、キロランケの腹に埋まったままだったマキリを引き抜き…鯉登はその命を奪うべく刃を首へと向けた。
前回のお話はこちらからどうぞ!!
ゴールデンカムイ 第190話のネタバレとあらすじ
キロランケの首元へと突き立てられたマキリ。
その刃は致命傷を防ごうとしたキロランケの手の平を貫通し、確実にその首奥深くへ刺さった。
あふれだす血。
しかしキロランケの力はおとろえなかった。
鯉登の腕を貫きその胸元への向けられた短刀を尚深くへと押し込もうとする。
「おうぐううう」
声をあげる鯉登。
キロランケの側面へ銃弾が浴びせられた。
間一髪駆けつけたのは自分たちも重体の月島と谷垣だった。
倒れこむキロランケを後目になんとか致命傷はまぬがれた鯉登は立ち上がる。
「手出し無用、私が仕留める」
息荒く名を呼ぶ月島に向けて言いながら再び軍刀を取った。
そんな二人の背中を見ながら一人キロランケに警戒を向けた谷垣の目に映ったのは、地に伏せたまま手榴弾の栓を抜くキロランケの執念の姿だった。
谷垣が声をかける暇もなく月島と鯉登に投げられる手榴弾。
月島が振り向くまでの間。
鯉登が動き、一閃。
手にした軍刀によって手榴弾は空中を舞ったまま両断された。
「谷垣撃て!!」
月島の声に応えキロランケに銃口を向ける谷垣
…が。
「待って!!」
雲の晴れた流氷の上を真実を知ったアシリパ、白石、そして尾形を背負った杉元が走り寄る。
アシリパの静止の声にキロランケにとどめをさせない谷垣。
そいつは手負いの猛獣だといい銃をおろさない月島に対しても、今キロランケを殺しては真実がわからなくなると懇願するアシリパ。
そんなアシリパに朦朧とした意識でキロランケは逃げるぞと促す。
ソフィアとウイルクの話をしてカギを思い出せと。
キロランケの体のいたるところから流れる血がアシリパの手を濡らす。
一瞬の迷いのあと、アシリパはキロランケの耳元へささやいた。
周りに聞こえないように。全部思い出したと。
「ありがとう思い出させてくれて…」
驚愕のあと、とてもやさしい深い微笑みで息を吐くキロランケ。
「…そうか」
雲間から光が落ちる。
何筋にも、何筋にも。
良かった……
この旅は無駄ではなかった
ここまでアシリパを連れてきたのは無駄じゃなかった
樺太を旅するキロランケ、尾形、アシリパ、白石の四人の回想。
杉元を失ってすぐエノノカの村でフレップをごちそうになるアシリパ。
ヘンケの犬橇にのせてもらう四人。
スチェンカ。(?)
バーニャ。(??)
オロッコの棺、お守り、触れあってきた少数民族の文化。素朴な人々。その子供たち。
長谷川幸一の記憶。狼の群れ。なつかしいアイヌの村。
そして残してきた家族。
「あとは頼んだぞアシリパ…!!」
今わの際、キロランケはソフィアの名を呼んだ。
若き日のソフィアが頬を染めウイルクを見る。
その姿を木陰からキロランケが見つめる。
それがキロランケという男が巡らせた最後の記憶。
父を殺したというのは真実か、そう問うアシリパの言葉にキロランケが答えることはもう出来なかった。
ゴールデンカムイ 190話の感想と思考
キロランケが死んだ。
前回でもう完全にだめだと思っていて覚悟はしてたのですが本当に辛いです。
最後までこれでもかと足掻き続けて、ずっと恐ろしい形相で、でも最後はいつものキロちゃんの優しい
笑顔に戻ってアシリパさんと少し話もできたのがせめてもの救いでした。
スチェンカとバーニャはいつやったの!?
しかし残されたアシリパさんの身としてはたまりません。
勝手に想いを託されたうえに父の死の真相を本人から聞くことはもう永劫にできなくなってしまいました。
ソフィアさんへあてた手紙にすべて書いてあるのでしょうが、やはりキロランケの口から聞けたらよかったな。
それにしても鯉登の戦闘力は本当に高いのですね!
二度同じ爆風は食らうかといった姿がかっこよかったです。
あれ、スヴェトラーナさんは置いてきたのかしら…。
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