童子軍鑑 第10話 ネタバレ・感想~『ノーム』の生き残り~

2019年02月28日発売の週刊ヤングジャンプに掲載中の童子軍鑑第10話のネタバレと感想をご紹介します!

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童子軍鑑 9話のおさらい

処刑台に吊るされ無数の矢に撃たれて晒し者にされる父王の無惨な姿。

悲劇を目のあたりにしたマルクの前に戻った忠臣カーマインだが、その非道な本性をあらわにする。

カーマインは元々帝国の手の者だったのだ。

マルクの優しさによりイーストガーデンが崩壊に陥っているのだと嘲るカーマイン。

その言葉、そして事実に絶望にとらわれるマルクを救ったのは既に命ないと思われた処刑台上の父の言葉だった。

そして心を取り戻したマルクの前にナギが、そして一度城下で会ったきりの少年フェイが現れる。

「助けに来たぞ、マルク」

 

前回のお話はこちらからどうぞ!!

>>童子軍鑑 第9話 ネタバレ・感想~王の器~

 

童子軍鑑 第10話のネタバレとあらすじ

 

帝国のダークエルフ、そしてカーマイン、マグリッドたちと対峙し追い詰められたマルク。

助けに入ったのは旧知の騎士であるナギと、昼に出会った少年。

城下町で会った時はお互い名乗ることもなく別れたマルクとフェイ。

しかし何も確信もないのに「また」と言って別れた、その再会がこういった形であったことにお互い不思議と納得してしまう。

「また会ったなマルク」

「あぁまたフェイ」

ダニオロと打ち合っていたカーマインもフェイの姿を見とがめると、昼間城下で見た子供であることに気づく。

 

処刑台の矢の塊のようなもの、あれは何かと問うフェイに自身の父の変わり果てた姿であることを告げるマルク。

途端、フェイは憎悪に形相を変える。

脳裏によぎるのは、あの惨劇。

無下に並べられた同胞の首。首。首。

 

何で…何でお前ら帝国は、大切なものを壊したがる

 

そんなフェイの様相を目つき鋭く眺めるカーマイン。

だが次の瞬間ナギが斬りかかる。

イーストガーデンの騎士同士、知った仲だったらしき二人。

「みなし子のくせに随分国想いなんだなナギ」

不遜に言い放つカーマインに激しく怒るナギだが、その心の乱れた隙をダークエルフに突かれてしまう。

首元に閃くナイフ。

気づいたフェイが叫ぶが助けには遠い。

「なにをなまくらになっている!!ナギ!!」

すんでのところで割って入ったのは義父ダニオロだ。

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感情を殺して刃となれ、お前の指名は何かとナギに喝を入れ奮いたたせる。

義父の言葉に静かに目を伏せるナギ。

「主を守るのみ」

落ち着きを取り戻し父娘はカーマインに向き直る。

だが、それを止めたのはフェイの一声だった。

「だめだ、逃げるぞ」

意外な言葉にマルクも戸惑うがフェイは続けた。

逃げるのは命が惜しいからじゃない、民のためだと。

反帝国の旗印であるマルクがここで死んでは民は誰に希望を託せばいいのか、と説く。

それでもなお、守るべき民を置いていけるのかと迷うマルク。

 

カーマインの笑う声が響いた。

軽妙な口調でフェイの冷静さを賞賛する。

そして。

「お前…もしかしてノームか?」

素性を見抜かれたフェイ。

一瞬表情を失う。

小さな賢人『ノーム』。

帝国フェネテシアに与し古代の知恵を授けた者として忌み嫌われている存在。

憎むべき者の名に周囲もざわつく。

「いやーまさかこんな所でノームの生き残りとご対面とは」

真実を知るものはフェイただ一人となってしまった、ノームの隠れ家での出来事。

帝国による皆殺しの夜を一人生きのびた子供がいたことはカーマインも耳にしていたという。

ノームはつくづく運がないと嘲笑する。

こんな沈みゆく船に乗り合わせるなんて。

「今度は逃がさないよ、フェイ」

蛇のような目でにじり寄るカーマイン、そして無数の帝国兵。

 

絶体絶命。

 

童子軍鑑 第10話の感想と思考

 

カーマインがつくづくムカつくキャラになってしまって…チクチクと人の心をいじってきます。

実にいやらしい!

それでいて強キャラ感がものすごい。

フェイの故郷での惨劇は本当に印象深いですから、思い出して気持ちが重くなりました…。

いつも強気に振舞うフェイなだけに急に子供に見える瞬間は心が痛みます。

 

さて、この場は逃げるという策を提示したフェイ。

確かに圧倒的な戦力差といい未来のことを考えれば、それが今できる最善です。

しかし民を見捨ててマルクは逃げられるのでしょうか?

ダニオロ達も大人しく従ってくれるでしょうか?

どのように選択し切り抜けるのかとても気になりますね。

 

気になるのに次号は休載ということです!残念!

ですが、次はまたカラー扉絵ということですので楽しみに待ちたいと思います。

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