【Iターン 俺に戻れ】第4話のネタバレ・感想~地獄への階段〜

201937日発売のモーニング14号に掲載中のIターン 俺に戻れの第4話のネタバレと感想をご紹介します!

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新天地で少しずつ手ごたえをつかみ始めた矢先、よりにもよってドラゴンファイナンス相手に誤植事故を起こしてしまった宣告社・狛江。

好事魔多しとはいうものの、「魔」が悪すぎる

Iターン 俺に戻れ 第3話のおさらい

見切りをつけた土沼印刷からの電話に辟易していると、本社の高峰から電話がかかってくる。

高峰は狛江の同期であり、同じような経歴ながら、おそらくは周到な根回しや姻戚関係などを用いて昇進を果たし、現在は狛江の直属の上司になっている。

Q支店の売り上げにケチをつけ、狛江に汚れ役を押し付けようとしながら恩を売る高峰に腹を立てながら、急ぎの発注を受けるためドラゴンファイナンスに向かう狛江。そこでどうみてもカタギではない社長・竜崎から、GW前にチラシを納品せよとの無茶な発注を受ける。

困り果てた狛江が社に戻ると土沼が訪れていた。狛江はそこで、手切れ金とばかりに先ほどのチラシを発注する。

GWは東京に戻ろうと考えた狛江であったが、家族との都合が合わずにひとり仕事に励む。そして休み明け、会社に向かう狛江のもとに「DF」から至急来社せよとの電話が入る。そして社長室でいかつい面々に囲まれた狛江が渡されたのは、電話番号が誤植されたチラシだった。

Iターン 俺に戻れ 4話のネタバレとあらすじ

いったん謝罪をした狛江は、土沼に連絡を取るが、担当のデザイナーは辞めたからとそっけない態度を示す。狛江はなおも追及するが、「責任?そんなこと言われても困るなぁ」とけんもほろろの土沼。

わざとミスしたのでは?という狛江の言葉はかわしつつ、訴訟をちらつかされても「まあどうにでもしてくださいや。おたくとはもう縁も切れたことやし」と吐き捨てるのだった。

それでも校正の控えという証拠があれば勝てると踏んでいた狛江だが、なんとそれが失われているという。

書類管理を担当する吉村は、GW前の大掃除で捨ててしまったかもしれないと自責の念にかられるが、狛江は社をよく知る土沼が証拠隠滅のために盗んだのではないかと推測する。だとしたら万事休すだ。

再び竜崎に謝罪をする狛江。

チラシの代金は当然払わないが、賠償はどうするのかと問われ、印刷会社への請求含めできる限りの事はすると答える。だが、竜崎は「俺はあんたと仕事をしているんだ」「早く上司と相談して金額を出せ」と詰め寄る。

校正の控えがないという状況では、印刷会社に責任を問うわけにもいかず、土沼は賠償に応じないだろう。したがって会社に相談することもできない。ただでさえQ支店ごと切りたがっている本社、あるいは高峰からしてみれば、これは格好のチャンスということになる

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こう考えた狛江は、背に腹はかえられぬとばかりに、自らが支払う意思を告げる。

だがそこで提示された金額は500万円、とても狛江自身に払える額ではない。なんとか食い下がる狛江に、竜崎は200万円を自ら払い、残り300万円を仕事で払うよう伝える。

自腹を切る分については、翌日が期限である。狛江はカードキャッシング、消費者金融でなんとか200万円をかき集めた。

だが封筒を手に、公園のベンチでうなだれてしまう。普通に仕事をしていたのに、突如として200万円の負債を背負うことになってしまったのだ。200万円あれば妻や娘のために、プレゼントをしたり旅行に連れて行ってやったりすることだってできる。それをこんな形で失うとは

そんな思いもむなしく、狛江はドラゴンファイナンスのオフィスでやすやすと封筒を明け渡してしまう。

「広告はやめてウチでつまむか?」などと揺さぶりをかけながら、残り300万円分の仕事は「クビにならん程度に小出しにしてやるさ」と言葉をかける竜崎。

そして「ウチは良心的だぞ。これっぽっちで済めば安いもんだ」と意味深なセリフを残す。真意を図りかねる狛江にさらに「もうじきわかるさ」と告げるのだった。

狛江が帰社すると、待ちわびていたかのように声をかける吉村。

狛江は校正の控えが出てきたのではないかと期待するが、そうではなく、出てきたのは「責任者を出せ」と迫る「怖い人達」だった。

ドラゴンファイナンスか?と訝りながら狛江が応接室に入る、とそこには無残に荒らされた調度品が散らばっていた。うろたえる狛江の前にどっかりと腰掛ける男は、狛江が名刺を差し出すのも払いのけ、「わしは岩切じゃ」とすごんだ。

Iターン 俺に戻れ 4話の感想と思考

土沼とDFが結託しているんでしょうか。土沼自身に負債があり、その弁済に宣告社を売った、というような。

最後に現れた岩切も、竜崎の言葉を考え合わせるならばいわば「土沼の差し金」ということになるでしょうか。あとは何となく、信用情報の反映の早さが引っかかるところではあります。

ともかくまだ土沼の腹の中は読めませんが、客観的・長期的に見ればやはり切って正解と言いたくなります。

一方の狛江ですが、まぁこれでは左遷も仕方ないかなぁというところです。ここまではそれでもひたむきさでカバーできていましたが、もともとしたたかさがない上に、致命的に判断がまずい。

ただ彼としては、相談できる人がいないのはとても辛いと思います。そこが判断ミスにもつながっているといえます。

話の流れがどうなるかもまだまだわかりませんが、「味方」の登場人物の存在に注目したいと思います。

これだけの事態にまでなっているのに、どこか人ごとに思えない。それが面白さでもあるし、生きる怖さでもあります。

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