アクタージュ 第49話 ネタバレ・感想 ~阿良也をつくっているもの~

2019年1月21日発売の週刊少年ジャンプに掲載中の『アクタージュ 第49話』のネタバレと感想を紹介します!

観客を魅了しているのは、間違いなく、阿良也だ。

阿良也と巌の出会いを振り返る。そして、阿良也が役者をやろうと決心した瞬間もー。

今の阿良也をつくっているものは、これらの出会いと思いなのだ。

アクタージュ 第48話のお話はこちら

>>アクタージュ 第48話 ネタバレ・感想 ~本当の別れを知らない~

アクタージュ 第49話のネタバレとあらすじ

観客を魅了しているのは、何といっても、阿良也が演じるジョバンニだ。

明らかに別人と化している夜凪の芝居よりも、目を引くのは、阿良也の芝居なのだ。

『現実と芝居の世界の狭間で危ういほどの演技を見せる役者』

 

阿良也が役者になる前の彼の人生に焦点を当てる。

 

毎日が死ぬほど退屈。

それが、役者になる前の阿良也。

 

いろんな女の人と知り合いはしたが、付き合う女の人の名前も覚えないほど、目の前の現実に無頓着だった。

そんな阿良也の生活が心配で、巌は、阿良也に世話を焼いていた。

女の人に殴られるのを助けてもらい、稽古場に何度も何度も誘ってもらった。

 

「おっさん、またつけてきた訳?俺は役者になるつもりはないって」

「いいや、お前は役者になりたいんだ。稽古場に戻るぞ、阿良也」

 

巌は、体を張って、阿良也の荒んだ生活に踏み込み、阿良也と向き合った。

 

阿良也は、幼い頃、巌に街頭でスカウトされた。特に行く場所もなかった阿良也は、よく稽古場に出入りするようになった。

稽古場に行くっていっても、芝居の稽古をしていたわけではない。

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学校をサボって、昼寝をしたり、飯を食ったりしていただけだった。

このころの阿良也は、役者という仕事に全く興味がなかった。

 

ゲームセンターで対戦したこともあった。

「俺が勝ったら稽古に出ろよ、阿良也」

 

『毎日が死ぬほど退屈だった』

阿良也のこのころの口癖だ。

「お前の退屈は、お前が器用なせいじゃない。お前がすべてを馬鹿にしているせいだ」

 

巌は、阿良也にどんなにかわされても、阿良也に正面から向き合った。

「いいか、阿良也。嘘吐きだらけの、この世界で、嘘を吐かない覚悟をした者を役者という。

だからお前は、役者になりたいんだ」

 

いつものように稽古場に遊びにきていた阿良也は、星アリサと出会うことになる。

 

星アリサは、巌と仕事の話をしに来ていた。

巌は、星に一緒に芝居をやらないかと持ちかけていた。

 

巌と星の姿を目の当たりにした阿良也は、初めて感じる感覚に面食らっていた。

星アリサに言われた一言。

「役者はやめておきなさい」

 

その言葉に感じた理由の分からない鳥肌と、巌の初めて見る後ろ姿に、初めて『役者』というものを見だのだ。

 

アクタージュ 第49話の感想と思考

阿良也の荒んだ生活から、彼を救ったのは、巌さんだったんですね。

そして、巌さんが真剣に向き合った結果、このすごい芝居をする阿良也が生まれたのですね!

 

「毎日が退屈」と思っていた阿良也に芝居の面白さ、深さを教えたのは巌さんだった。そんな阿良也の芝居を見て、刺激を受ける共演者たち。

プラスのサイクルができていて、とてもよい巌さんの劇団ができましたね。

これからもみんなが刺激し合いながらがんばってほしいなという気持ちが、今回の話を読んで、強まりました。

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