アクタージュ 第48話 ネタバレ・感想 ~本当の別れを知らない~

2019年1月7日発売の週刊少年ジャンプに掲載中の『アクタージュ 第48話』のネタバレと感想を紹介します!

 

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アクタージュ  第47話のおさらい

 

前回のお話はこちらの記事です!

>>アクタージュ 第47話 ネタバレ・感想 ~巌さん、ありがとう~

阿良也の演技に観客は魅了されていた。

演劇の終盤にさしかかった。

阿良也は、自分には本当の別れが分からない…と台本とは違う芝居をしてしまった…。

阿良也、どうしたのだ…。

 

アクタージュ 第48話のネタバレとあらすじ

舞台「銀河鉄道の夜」は、巌裕次郎の急報で混乱していた。

けれど、出演者みんなの力で、客席の心を取り戻した。

特に、夜凪と阿良也演じる、カムパネルラとジョバンニは、卓越した表現力で観客を虜にしていた。

 

ー最終幕の終盤ー

「…カムパネルラ?どうしたのさ、カムパネルラ」

阿良也は、夜凪に向かって芝居をしていた。

阿良也は、実際に体験した『孤独』と『幸福』と『別れ』を武器に、ジョバンニを熱演した。

 

モニターから二人の演技を見守っていた七生は、目頭が熱くなった。

「なんで、また泣くんだよ、七生」

「私…巌さんと出会えて、皆とお芝居できて本当に良かったって…」

一つの演劇を通して、一体感が生まれていた。

 

阿良也は夜凪に触れようとするが…夜凪の体をすり抜けてしまった。

「ジョバンニ、僕もう行かなくちゃ」

 

夜凪と阿良也の芝居に涙をそそられる観客たち。

彼らの芝居が観客の涙を誘うのは、人間らしい芝居をする二人に共感させられていまうから…。

 

「私達の初日はこれでおしまいだ」

モニター越しに彼らの芝居を見守る、共演者やスタッフたちは、演劇の最終幕を静かに待っていた。

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舞台の上では、カムパネルラとジョバンニの最後のやり取りが繰り広げられていた。

「カムパネルラ、行くって一体、どこへ」

 

阿良也の目の前に巌が立っていた。

夜凪を通して、巌を映し出す、阿良也。

 

「あれ?なんだろう。これは、僕と俺。一体どっちの」

阿良也は芝居中に混乱してしまった。

 

台詞が止まった、阿良也。

どよめく、共演者とスタッフたち。

 

巌との別れを目の前にして、阿良也の内なる思いがこみ上げてきた。

『自分の気持ちの分からない役者は、他人の気持ちも分からない』

 

「あれは、俺のことじゃないか」

 

「ジョバンニ、さようなら」

夜凪の台詞で我に返った、阿良也。

 

カムパネルラの姿を巌と重ねてしまった阿良也には、自分の素直な心を止めることができなかった。

「いやだ」

素直な気持ちを芝居に託した阿良也は、つい夜凪の腕をつかんで、引き止めてしまった。

 

「阿良也!?何して…!?」

共演者もスタッフも、驚くばかりだ。

 

阿良也は思った。

「本当の“別れ”といういうものを知らなかったんだ」

アクタージュ 第48話の感想と思考

いよいよ演劇も終わりというところにきて、台本とは違ったことが起こってしまいましたね。

大切な人との別れを重ねてしまいましたね。

人生の経験を武器に芝居に臨む阿良也だからこそ、大切な人との真の別れは「いやだ」と引き止める、素直な芝居が出てしまったんでしょうね。

 

観客の共感を得るのは、人間らしい芝居。

だから、阿良也の素直な人間らしい感情の芝居が、プラスに働いてくれるといいなと思います。

きっと、プラスに働きますね。

そう、願っています。

 

次回のお話はこちらから!!

>>アクタージュ 第49話 ネタバレ・感想 ~阿良也をつくっているもの~

 

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