アクタージュ 第47話 ネタバレ・感想 ~巌さん、ありがとう~

2018年12月22日発売の週刊少年ジャンプに掲載中の『アクタージュ』第47話のネタバレと感想を紹介します!

カムパネルラとジョバンニの最終幕が始まる。観客が感じた「胸騒ぎ」の正体とは一体何なのか…。

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アクタージュ 第46話のおさらい

前回のお話はこちらから!

>>アクタージュ 第46話 ネタバレ・感想 ~明神阿良也が魅了する~

アクタージュ 第47話のネタバレとあらすじ

一人芝居をするジョバンニ・阿良也。

「母さん…僕、父さんはきっともうじき帰ってくると思う…うん」

 

暗い表情から、急に明るい表情に変わった。銀河鉄道の中へと戻ってきたのだ。

さっきまでとは別人の阿良也の芝居に釘付けになる観客たち。

 

『虚無と幸福 相反する感情があまりに研ぎ澄まされている』

 

「ねぇカンパネルラ、僕達ずっと一緒にいようねぇ」

ジョバンニはあんなに楽しそうに話しているのに…。カムパネルラが死んでいることに気づいていない…。

観客は、どんどん阿良也の芝居に吸い込まれていく。

 

「どうしたのさ、カムパネルラ。急に黙りこくって、変だよ」

じっと二人の芝居を見つめる観客たち。

ジョバンニだけがカムパネルラの死を知らないからこそ、阿良也のこの明るい表情や言葉が、観客の胸に切なく響く。

 

阿良也の演じるジョバンニが、この最終幕にきて圧倒的な存在感を持ち始めた。

一人芝居で、阿良也が二つの両極端な顔を見せたことによって、役の存在感が増したのだ。

 

阿良也は、自分でも分かっている。

「俺は経験を喰って芝居をする」

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孤独を演じるのは、幼い頃に知っているから難しくもなんともないよ。

でも、母親と対話をするのは、少し難しかったな…。そんな、自分を救ってくれたのは、ルイとレイ。

自分は、母親との関係はあまり分からなかったから、二人に教えてもらったよ。

 

カムパネルラとの幸せを演じるのは、簡単だったな。だって、巌さんと出会えたから。

「巌さん、ありがとう。

『出会い』と『別れ』をありがとう。

俺はあんたの死を喰らって、より高みへ至る」

 

「カムパネルラ!」

阿良也の芝居にこもる感情に観客たちも目が離せない。

「阿良也、稽古の比じゃない…!」

スタッフたちも阿良也の芝居に度肝を抜かれた。

 

カムパネルラ・夜凪と巌を同一視して演じている阿良也は、ジョバンニという役により、自分の体験をシンクロさせているのだ。

 

『これが憑依型カメレオン俳優 明神阿良也

不幸も幸福も すべて自分の血肉とする怪物』

阿良也は、最高の芝居を見せつけた。

 

アクタージュ 第47話の感想と思考

巌さんとの出会いと別れを芝居に生かした、阿良也さん。こういう経験を芸の肥やしにしていくのですね。

自分が経験したことは、役になりきりやすいですよね。観客たちが阿良也さんの芝居に目を奪われてしまうのも納得です。

また、経験を役にシンクロさせるだけでなく、自分の存在を引き立てさせるための、一人芝居にも感服ですね。

彼は、これからもどんどん成長していくのでしょうね。巌さん、素敵な俳優を育てましたね。

続きはこちら!
>>アクタージュ 第48話 ネタバレ・感想 ~本当の別れを知らない~

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