アクタージュ 【第56話】ネタバレ・感想 『二人で映画を撮ろう!』

2019年3月11日に発売の週刊少年ジャンプに掲載中『アクタージュ【第56話】』のネタバレと感想を紹介します!

映像研究部の一員として、学園祭に向けて映画をつくることになった、夜凪。

クラスメイトであり、映画研究部でもある吉岡新太くんと一緒に映画を撮り始めた。

しかし、映画を撮るといっても、二人しかいない…。

果たして、大丈夫なのだろうか…!?

 

アクタージュ【第55話】のおさらい

『銀河鉄道の夜』の公演が終わり、夜凪は何の迷いもなく、女優を続けていく予定でいた。

しかし、黒山が勝手に、夜凪にきている仕事のオファーを全部断っていた。

納得のいかない夜凪だったが、女優として芝居を続けるために黒山とある条件を交わした。

 

その条件は、「自分の定義を増やすこと」だった。

『銀河鉄道の夜』に取り組んでいる夜凪は、星アリサが忠告していたように、自分を見失いかけてしまう1歩手前だった。

それに気づいた黒山は、夜凪を強くするために、自分というものをしっかりと確立してほしいと願っていたのだ。

 

そこで、夜凪は、女優の仕事をしばらく離れ、普通の女子校生として過ごすことになった。

けれど、芝居をする生活に早く戻りたい夜凪は、黒山の言う通り、早速、普通の友達作りを始めようと試みた。

しかし、簡単にはいかなかった…。

 

夜凪は、日頃いつも一人でいたし、周りのクラスメイトには、「芸能人」として特別な目で映ってしまっていのだ。

意を決して話しかけた、ひなにはうざい子と思われ、友達作りを拒否されてしまった。

夜凪が必死に友達作りをする様子を見て、ラインを交換しようと誘ってくれる数人の男の子はいたが…、夜凪の思っている友達のやりとりとは違っていた。

 

友達作りの難しさを実感して、学校の屋上でへこんでいると、同じクラスの吉岡君が現れた。

吉岡君は、純粋に夜凪と友達になりたいと思っていて、共通の映画の話題を持ち出してきた。

そんな吉岡君に心を許した夜凪は、吉岡君に誘われるままに、映画研究部に入部することにした。

 

映画研究部には、さっき拒否されたひなと遼馬がいた。

吉岡君は、学園祭に向けて、映画を撮らないかと提案するが…。

夜凪の友達作りは、うまくいくのだろうか…。

 

アクタージュ【第56話】のネタバレとあらすじ

映画研究部に入部した夜凪は、吉岡君と映画を撮ることになった。

黒山の事務所から、撮影機材を一式借りて、本格的に映画を撮ろうと準備をした。

「映画部の皆で一緒に映画を撮って、お芝居も友達も出来て一石二鳥とか思ってもないから!!」

と、夜凪は言いつつも、そうなればいいなと思っていた。

 

そんな夜凪の様子を見た黒山は、少し、嬉しそうだった。

 

自主映画『隣の席の君』

吉岡君が夜凪の高校生活を、自分目線で描いた映画の撮影が、始まった。

 

「これで18テイク目ね」

夜凪と吉岡君だけで撮る映画は、なかなかうまくいかない…。

なぜなら、人数がまるで足りないからだ。

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カメラを設置したままにしておけば、誰かが映りこんでしまうし、本格的な機材の使い方には慣れない。

それに、撮影をしている最中でも、夜凪にサインを求めてくる子が現れる始末。

夜凪は、たくさんのスタッフの方に支えられてお芝居ができていたことを今更ながら感謝した。

 

「やっぱり他の映画部の2人に手伝って貰いましょう!」

夜凪は、提案するが吉岡君は、無理だと首をふる。

なぜなら、部を作るために、名前だけ借りている幽霊部員だからだった。

 

夜凪は、人数が足りないなら、知り合いのプロのスタッフたちを呼んでみようかと提案した。

吉岡君は、ほっとした表情を見せた。

吉岡君は、夜凪に恥をかかせなくて済んだと思ったからだ。

そして、吉岡君は、この映画にかける思いを夜凪に語った。

 

「実はこの脚本、夜凪さんを当て書きしたんだ。

…2年になってすぐ俺達は隣の席で俺はその瞬間から授業そっちのけでノートに脚本を書いたんだ。

…勇気を出して声かけて良かった。

せっかく君と映画が撮れるんだから良いものにしたいよ」

 

吉岡君の思いを聞いた夜凪は、

「やっぱり、この映画は私たちだけで撮る」

と言い出した。

プロの人たちに頼んで映画を撮って完成したとしても、夜凪は吉岡君と達成感を味わえないと思ったからだ。

 

夜凪は思った。

「つい他人の心を想像して決めつけて…でも、それじゃ友達になんかなれない」

そして、吉岡君にきっぱりと言った。

「私はただあなたち映画が撮りたいだけ。あなたと同じなの」

 

本格的な機材で撮らなくても、吉岡君のカメラで撮って、あとで音を入れたらいい。

夜凪の知っている演出家は、みんな、自分のしたいことをするために一生懸命だった。

だから、吉岡君も、本格的な機材でなくても、自分の撮りたいように映画を撮ればいいんだよ、と。

 

夜凪と吉岡君は、自分たちのやりたいように映画を撮り始めた。

「ねぇ何あれ」

「映画部だって」

周りのみんなが、夜凪たちの姿を見て、騒ぎ始めていた。

 

そんな騒ぎをひなも目にしてしまう。

「うわっ、マジで撮ってる。あいつら、はっず」

夜凪の女優らしい横顔を見た、ひなは、だんだんとイライラしてきた。

ひな自身も、どうしてこんなに自分が苛立つのか分からなかった。

 

そんな、ひなの思いは知らずに、二人は、どんどん映画を撮ることにのめり込んでいく。

「2人で必ず完成させましょう!」

残り8シーン、12カットをこなそうと、2人は思いを誓った。

 

アクタージュ【第56話】の感想と思考

難しいと思い始めてしまった友達作りも、吉岡君の登場で、うまく動き始めてきましたね。

大好きな映画を、2人ができる範囲でがんばろうとする姿勢に好感がもてました。

 

ひなは、何にイライラしてしまうのかな…。

夜凪への嫉妬なのでしょうか。

友達作りも映画作りも、はじめの一歩を踏み出せましたね。

がんばってください!

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