獄丁ヒグマ 第2話 ネタバレ・感想 ~自分を見失わないで~

2018年12月22日発売の週刊少年ジャンプに掲載中の『獄丁ヒグマ』第2話のネタバレと感想を紹介します!

獄卒人のヒグマは、今日も亡者が現れるところに駆けつける。一刻も早く亡者のいない現世にするために、今日も亡者と戦います!

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獄丁ヒグマ 第1話のおさらい

 

前回のお話はこちらから

>>>獄丁ヒグマ 第1話 ネタバレ・感想 ~主人公は獄卒人~

獄丁ヒグマ 第2話のネタバレとあらすじ

「兄貴、私ちょっと出かけてくるよ。夕飯には戻るからさ」

「気をつけて行っておいで」

アヤハは、兄のことが心配だ。今は亡者にとりつかれてはいない。ただ、元気がなく、部屋からもあまり出てこないから心配している。

 

そんな頃、篝手ヒグマは、二度寝をしようとしていた。

「コラァーッ!!!今一体何時だと思っているんですか!!」

ヒグマを必死に起こそうとする烙。

烙は、アヤハの前では驚かせたら申し訳ないと思い、全く口をきかなかったが、実はとてもおしゃべりな釜。

 

「起きりゃいいんだろ起きりゃ」

ザイジュを使って、服を着替えさせてもらったり、歯を磨いてもらったり。ご飯を食べさせてもらいながら、ゲームもできる。

何でも一度にできてしまうので、とんでもない生活態度で毎日を過ごしてしまっていた。

 

「あ…こ…この前はどうも…」

ヒグマの家にアヤハが訪ねてきた。アヤハには、ヒグマのいろんなことが非日常的でツッコミどころ満載であり、どこから突っ込んでよいか迷ってしまうほどだった。

「まさかあの鉄鍋みたいのがいきものだったとは…」

 

「アヤハさんは何しに来たの?」

ヒグマが尋ねると、アヤハは、ヒグマの寺でバイトをすることになったと告げる。

 

「その後お兄さんは元気?」

それは、アヤハの今の悩みの種だった。

「ないんだ…元気。元の優しい兄貴には戻ったんだけど…」

 

アヤハの兄は、亡者にとりつかれていたときの記憶があまりないそうだ。

少し覚えていることもあるが、自分が家族にしてしまったことを聞かされるとかなり動揺してしまい、仕事以外はずっと部屋に閉じこもったままだという。

 

アヤハにも、兄の気持ちが分からなくはない。自分もかつて魑魅にとりつかれ、スリを繰り返していたからだ。

「手を汚してしまった事実に変わりはないのかなって」

記憶がないとしても、やってしまったことの事実は消えはしないとアヤハも兄の気持ちに共感してしまう部分もあるのだ。

 

ヒグマの携帯が鳴る。亡者が暴れているという連絡だった。

「烙、現場まで案内してくれ。アヤハさんも一緒に行こう」

 

ヒグマはアヤハも連れて、現場にやってきた。

現場では、物凄い火災が起きていた。

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「全部魑魅だな」

火災現場に魑魅が、続々と集まってきていた。大きな災厄のあるところには、傷ついた生者がたくさんいる。

そんな心の弱った生者を狙って、魑魅たちが押し寄せてきているのだ。

 

「ヒグマさん!こちらです!」

分霊者たちがヒグマを呼んだ。彼らは、ヒグマの部下らしい。

 

分霊者は、現場の状況をヒグマに伝えた。

魑魅の数が多すぎて、手一杯なこと、本命の亡者はビルの屋上にいること、そして本命の亡者の名前は…

『在獄期間107年 火霧雲』

 

ヒグマは、火霧雲を片付けに、分霊者たちは魑魅たちを倒しに行くことにした。

 

ヒグマは獄卒人に変身した。そして、アヤハに語りかけた。

「ザイジュはただの仕事道具じゃない。俺達が戦う理由に直結する、罪と命の結晶なんだ」

 

火霧雲に攻撃をした。

『黒縄墨手』

これは、アヤハの兄にとりついていた亡者の攻撃技だ。

「なんで!?」

アヤハは戸惑う。

 

「倒した亡者の異能を自分のものにする。それがザイジュの真骨頂なんです」

ヒグマは、亡者の両手を切り落とし、ザイジュとして使っていた。

「手は人の罪の宿る場所のひとつです。…罪業を断ち切るために獄卒人は刃を振るう。

切り離した手をザイジュとして使役するのは、その手に贖罪を行わせるため」

 

アヤハに近寄ってきた魑魅も、同じ技で殺していく。

火霧雲もヒグマの攻撃に遭い、消えていった。

 

「何で私をここに連れて来たんだよ?」

アヤハは不思議がる。

「直に見てもらおうと思って」

 

今まで、アヤハの兄がしてきたことは、ヒグマによって断ち切られている。切られた両手は、次の亡者を倒すための力となる。

「残されたお兄さんの両手はまっさらだよ。…しばらく辛いかもしれないけど、自分を見失っちゃいけないよ」

ヒグマは、アヤハにアヤハの兄に伝えてほしいと頼む。

 

その言葉を聞いたアヤハは気持ちが楽になった。

「伝えるよ。ありがとう、ヒグマ…」

ヒグマの思いが、アヤハの心を軽くした。

 

獄丁ヒグマ 第2話の感想と思考

アヤハさんの気持ちが軽くなってよかったです。

罪を犯してしまった人間は、辛いですよね。いくら亡者にとりつかれていて、記憶がないとしても、自分がしてしまったことですもんね。

責任を感じてしまいますよね。

お兄さんやアヤハさんの気持ち、分かりますよ。

でも、ヒグマがいれば、亡者にとりつかれて罪を犯してしまった人たちの心が少しは晴れるような気がします。

これからも、みんなのために頑張れ!ヒグマ!!

次回のお話はこちら!!
>>獄丁ヒグマ 第3話 ネタバレ・感想 ~香ちゃんの依頼~

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