2019年02月14日発売の週刊ヤングジャンプに掲載中のドロ刑第51話のネタバレと感想をご紹介します!
ドロ刑 第50話のおさらい
前回の話はこちらからどうぞ
ドロ刑 第51話のネタバレとあらすじ
スリ実技試験も無事に合格し一京に認められた斑目。
スリサークルの根城であるクラブにて次の【仕事】について説明が行われている。
「お…俺が…鴉──役!?」
三日後に催される東日本最大規模の骨董市に狙いを定めた集団スリ。
実技試験合格者を含む三人一組三チームにて、内訳はそれぞれ、ぶつかり役引き抜き役ガード役。
体が大きく死角を作りやすい斑目はガード役が最適と一京が直々に解説してくれる。
ガード役は最後に引き抜き役から戦利品を受け取り急いでその場を離れる役割も兼ねている。
その様からガード役は鴉役と呼ばれているとのこと。
煙鴉を思わせる呼び名に不快感を隠せない斑目。
突然、その場に夏梨が飛び込んでくる。
一京にセツの居場所を詰め寄る夏梨。
まったく動じることなく夏梨にも勧誘の声をかける一京だが、夏梨はますます顔を険しくしてその場にいる一京の弟子たちに忠告する。
「セツ婆ね…もう年だしな、どこかで野垂れ死んでんじゃないか?」
怯むことなく夏梨を挑発する一京。
怒りにまかせて一京に殴りかかる夏梨。
一京は静かに目を閉じている。
しかし夏梨の手が届く前に斑目が彼女を抱え止めた。
周りには聞こえない小声で夏梨に言う。
「執行猶予中だぞ、やめろ!!」
乱入者から守った(ように見えた)経緯で、一京に労りのコーヒーを奢ってもらう斑目。
自販機の前で二人きりで話すことができる。
でかい仕事の前に士気を下げたくなかったから助かった、という一京に斑目はなぜスリを手段としてるのか疑問をぶつける。
斑目の目から見ても人望があって頭のいい一京は他のやり方でも生きていけるように見えた。
危ない橋を渡るような奴らだからこそ自分に着いてくる、という一京。
そういう集団の中で異分子はすぐにわかる、と斑目が逆に探りを入れられてしまう。
「お前はどうしてうちに来た?」
一瞬迷った斑目。
しかし顔をあげる。
自分は泥棒を軽蔑していた。しかし大泥棒と呼ばれる技術も執念も本当にすごいと思う…なぜ彼らがその道を選んだか知りたくて。
そう語る斑目の脳裏に浮かぶのは今まで接してきた窃盗犯たち、そしてハルト【煙鴉】。
嘘偽りない斑目の本心に納得しつつも「なんだ、おまえもセツ婆のファンか」と誤解する一京。
夏梨も恩人だとか言ってるがただの手前勝手な婆さんだ、と悪態をつく。
夏梨が殴りかかってきた時なぜ避けようとしなかったのかという斑目に一発くらいはサービスしてやろうと思って、と軽く返す一京。
「金儲けの道具にされて捨てられるという話は本当か?」
自然な流れで続けて尋ねた斑目に一京は言った。
証明しようがないことを説明する意味はない、しかし自分を含め彼らはみな社会に捨てられた身であって再び信頼できるものから捨てられることを恐れている。
「だからアイツらを怯えさせるような事を吹聴したりしないでくれよ」
そして大骨董市開催の日。
スリ対策班の目的は一京のチームメンバーの現行犯逮捕。
この捕物を成功させるため「鴉役」を失敗するわけにいかない斑目。
緊張で息があがる。
ふわりと鼻先に漂う煙の香り。
鼻のいい斑目が何度も執念的に嗅いだ、煙鴉の独特のタバコのにおい。
ハルトが会場にいて見守っている。
気づいた斑目の肩の力が抜けた。
ドロ刑 第51話の感想と思考
いきなり表紙がメン〇ナックルのパロ…キャッチコピーまで再現!こんなの笑う!
思ったより一京が何だか少し良い奴っぽいです。
前回の夏梨の回想からして千手のセツは義賊的なよいお婆さんに見えたのですが、これは一京側の言い分もそれなりにありそうですね。
それにしても今まで逮捕した泥棒の回想はいいですね、一話目の啄木鳥の正のエピソードは大好きです。
技術を極めるだけの能力と精神力があるのに何故泥棒の道を選んでしまうのか。
ハルトと近く接するほど斑目の思いは深くなるのでしょう。
タバコの香りで安心してしまうほど身近に感じてしまっているだけに、もどかしいです!
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