2019年02月14日発売の週刊ヤングジャンプに掲載中のゴールデンカムイ第189話のネタバレと感想をご紹介します!
ゴールデンカムイ 188話のおさらい
前回のお話はこちらからどうぞ!!
ゴールデンカムイ 第189話のネタバレとあらすじ
腹に刺されたマキリをそのままに雪上を歩くキロランケが扉絵。
前回のラスト、杉元とアシリパの再会から数分前にさかのぼる。
スヴェトラーナと共にいた月島と合流した鯉登が囚人達と乱闘した場所に戻ってきたところ、キロランケとの死闘ののち倒れたままの谷垣の姿が。
「谷垣一等卒!!」
「誰にやられた!?」
鬼の形相でキロランケの名前を告げる谷垣。
見ると雪上にはポツポツと血の痕。
奴は深手を負った、という谷垣にスヴェトラーナを残し血痕を追う鯉登と月島。
軍刀を手に吹雪の中を行く。
しばらく進むと足元に谷垣の村田銃が落ちていた。
血の痕はまだ続いている。
何の気なく銃を拾い上げる鯉登。
見ると銃の引鉄あたりに紐に括りつけられた細い金属のようなものが。
そしてわずかな擦れる音。
「何だ?このヒモは」
訝しがる鯉登だが月島軍曹は見逃さなかった。
流氷のくぼみに手榴弾。
キロランケの仕掛けた罠だった。
間髪入れず無言で鯉登の頭を抱えこむ月島。
二人を吹飛ばす激しい爆発。
各所に音が響きわたる。
杉元にも、ソフィアにも、キロランケにも。
「月島ァ」
鯉登は傍らに倒れる月島に駆け寄るが、月島の下顎…いや首からはおびただしい血が。
傷口を抑えながら開口一番に鯉登の身を案じる月島。
その姿を目の当たりにし激昂した鯉登はひとりキロランケを追う。
一人で行くなという月島の言葉は耳に届かない。
「おのれ…!!」
怒りにかられ血の痕を追う鯉登。
血痕が途中で途切れている。
海に落ちたのだろうかと視界の悪い真っ白な足元を調べている背後、氷柱の陰からキロランケが鯉登に狙いを定めていた。
忍び寄るキロランケ。
その時、大きな鳴き声をあげながら流氷の隙間にアザラシが顔を出した。
思わず振り返ってしまうキロランケ、そして気配に気づいた鯉登。
軍刀でキロランケの銃を弾き上げ、そのまま雄叫び斬りかかる。
しかし銃を手放さなかったキロランケは銃身を盾に鯉登の一刀を防いだ。
カアァァン
銃身に深く食いこんだ刀ごと鯉登を引き寄せ顔面に拳をぶつける。
鯉登もキロランケの重い一発に怯むことなく正面から殴りつける。
その身ごと飛びつきのしかかってキロランケは腰の短刀を抜いた。
鯉登に振りおろされる刃。
とっさに右腕で身を守る鯉登。
刃は腕を貫通はしたが鯉登に致命傷を与えることはできなかった。
「おぉのれよくも…私の部下たちをッ」
もみ合ったままキロランケの腹に刺さっていたマキリを引き抜く。
鯉登はそのマキリで、先程キロランケの罠によって負傷した月島と同じ…彼の「首」を突き刺した。
ゴールデンカムイ 189話の感想と思考
まさか月島軍曹まであんな致命部位に傷をおうとは…尾形やキロランケの死にフラグには戦々恐々していましたがまったく予想していなかったのでビックリです!
まさか死にはしないと思うのですが、とても心配です。
それにしても月島は奉天での鶴見中尉といい、自分の身を犠牲にして上官を守ることにわずかの躊躇もないんですね。
なんていい男なんだ。
そして鯉登はカッコイイところを見せてくれました!
部下「たち」というのが月島だけでなく谷垣に対しても仲間の情を持っていてくれているのがわかって、鯉登の実直な性根がうかがえます。
キロランケは…お腹だけでなく首まで、血もたくさん失われてるし、もうダメなんでしょうか…。
せめて彼の言い分が少しでもアシリパに届くことを望みつつ次回を待ちたいと思います。
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