ゴールデンカムイ第192話 ネタバレ・感想〜秘められた決意〜

2019年03月07日発売の週刊ヤングジャンプに掲載中のゴールデンカムイ第192話のネタバレと感想をご紹介します!

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ゴールデンカムイ 192話のおさらい

 

「春が来たらそのまま故郷の水にとけて眠れる…」

死闘の末、流氷の上で命を終わらせることとなったキロランケの亡骸を弔う白石。

なぜアチャ(父)は殺されなければならなかったのか、アシリパにとっての真相は謎のままだ。

月島他、面々の負傷も考慮して一度亜港に引き返すことに決める鯉登。

別れたきりになってしまったソフィアはそのままに、燈台の娘スヴェトラーナ、そして何故か岩息舞治と合流。

杉元は網走で預かったままだったマキリをようやくアシリパへ返すことが出来たのだった。

 

所かわって登別。

滝の湯を満喫する第七師団宇佐美と二階堂、二人はある男と会った。

男は菊田特務曹長。

怪我の療養で隊を離れているらしい彼は最近妙な噂を耳にしたと語り始めた…。

 

前回のお話はこちらからどうぞ!!

ゴールデンカムイ第191話 ネタバレ・感想〜別れと再会、そして新たな男〜

 

ゴールデンカムイ  第192話のネタバレとあらすじ

 

「真っ暗な雪山で下駄をはく人間?」

 

菊田の話した噂を特に珍しい話でもなさげに一笑する宇佐美。

菊田は実際に目のあたりにした本人から話を聞くといいと言って一人の兵卒を紹介した。

有古一等卒。

顔に大きな傷のある浅黒い巨男だ。

有古の話では高下駄の音はすれど雪についた靴跡は藁長靴のものであったということ、そして妙な柄の服を着ているのが見えたとのこと。

「あんたら戦争終わってからずっとここでのんびりしてたからボケたんだ」

仮にも上官である菊田も含めて挑発する二階堂。

言葉だけでそれを諌める宇佐美。

宿に場所をかえて話は続く。

そもそも何故そんな雪山に有古はいたのかと問うと、そこにはアイヌの秘湯があるのだという。

有古一等卒はアイヌだった。

ではその噂の高下駄が着ていたという妙な柄の服もアイヌのものでは?と宇佐美。

しかしアイヌの服であればすぐわかるとのこと。

「俺はその話が妙に気になったんだがなぁ」

腹ばいになり按摩を受けていた菊田特務曹長が言った。

「按摩さん知らない?」

 

その按摩は、都丹庵士。

『高下駄』の音を鳴らす盲目の射手。

 

「さあ…今度見かけたら教えますよ」

見えるはずもない目で言った。

 

 

一方、亜港近辺のニヴフ民族の集落へ身を寄せたアシリパ一行。

犬の飼い方、繋ぎ方。

ニヴフ、ウイルタ、樺太アイヌの家の様式。

気候の異なる北海道のアイヌとも当然異なる。

アシリパ、チカパシ、エノノカと年若い者たちでそれぞれの違いについて話している。

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「わたしたちはちょっと違ってちょっと似ている」

北海道にいたら知らなかったと呟くアシリパ。

 

そのニヴフ民族の家の中。

大人たちは目に毒矢を受け意識を失ったままの尾形を囲んで話し合っていた。

なぜ尾形はキロランケと組んでいたのか?

本当に目的は金塊なのか?

ただ金塊が目的なのであれば気兼ねなく殺せる、と暗い目で言う杉元。

やはり重傷のため床に寝かせられている月島軍曹は、燈台守の娘であるスヴェトラーナに彼の考えを言い聞かせる。

島を出たい娘の気持ちも、無事を知りたい親の気持ちもわかると。

無事を知らせる手紙だけは書け、と。

 

結果、スヴェトラーナは岩息と共に大陸に渡ることとなるらしい。

監獄で出会った女性ソフィアのように強く生きて両親を呼び寄せると晴々していた。

「アシリパさんもお婆ちゃんに元気な姿見せなきゃな」

それを見送る杉元とアシリパ。

鶴見中尉が許さないのでは、と問うアシリパに金塊さえ手に入ればアシリパを必要としないだけ土方よりはマシだという杉元。

アシリパは父の望みは土方歳三と協力することではないのかと疑問を返す。

「あの時アチャから何か聞いたのか?」

杉元は確かに聞いていた。

撃てれる前ののっぺらぼうから、娘はアイヌを導く存在として育てたと。

しかし。

「いや何も…」

表情を消して答える杉元。

アシリパは父の死の真相を知るため金塊を見つけたいという。

杉元も鶴見中尉の元、まずは金塊を見つけると言うと安心したように笑った。

まだ道は同じ道だ、と。

相棒の契約更新だ、と杉元も強く見つめ返す。

 

一番重要な杉元の本心はアシリパには隠されていた。

 

杉元は誓う。

 

金塊を見つけてすべて終わらせる。

アシリパさんをこの金塊争奪戦から解放するんだ。

 

 

ゴールデンカムイ 192話の感想と思考

 

岩息さん、ほんとに一瞬の登場でした。

スヴェトラーナとの大陸冒険譚も読んでみたい!

 

さてやはり高下駄の音は都丹庵士が関わってきましたね。

網走以降微妙に生死不明だったので元気な姿が見られてうれしいです。

しれっと按摩さんとして混ざってましたが果たして何の目的なのか。

土方の指示だとは思うのですが…妙な柄の服って刺青人皮のことですよね?

宇佐美や二階堂の菊田達に対する不遜な態度も気になります。

刺青人皮の話と悟って牽制してるようにも見えるのですが、まだ何とも言えませんね。

 

そして尾形の動機や月島の思いも気になりますが、何より杉元が決意を一人で背負ってしまっていて…。

少数民族の在り方や真相を知りたい思いなど、アシリパの意思とすれちがってしまいはしないか心配です。

そろそろみんなお鍋でも食べて一息ついたらいいと思います!!

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