童子軍鑑 第8話 ネタバレ・感想~失くしたくない父~

2019年02月14日発売の週刊ヤングジャンプに掲載中の童子軍鑑第8話のネタバレと感想をご紹介します!

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童子軍鑑 7話のおさらい

前回のお話はこちらからどうぞ!!>>童子軍鑑 第7話 ネタバレ・感想~帝国来襲~

 

童子軍鑑 第8話のネタバレとあらすじ

 

合流していたフェイとナギは緊急事態に街中を駆け、ナギの父がいるという王城に向かっていた。

高い場所に出ると衛兵に王子の居場所を尋ねるナギ。

しかし衛兵たちは震えてあらぬ方向を凝視し応えない。

ナギが同じ方向に視線を向けると炎の海と化したイーストガーデンが。

言葉を失うナギ。

「街が燃えてる…もう…もうだめだ」

絶望の眼差しで呟く衛兵にフェイは怒る。

しかし貧しい子供にしか見えないフェイの一喝は恐怖にとらわれた衛兵たちの耳には届かず、彼らは弱者を守ることのできない兵士の立場として謝ってくる。

「砲台がね…動いてないんだ…この国を守るものが…何もないんだ」

それでも尚、諦めるなと叫ぶフェイ。

間が悪くその場にゴブリン兵が近づいてくる。

逃げるしかないのかと考えるフェイの隣から勇ましい指揮が聞こえる。

ナギだ。

「一歩退がればその分…家族が食われる」

「その時震えてうごけなかったと家族に言えるもののみ退がれ」

ナギの言葉に大きく震える衛兵たち。
槍を手に声をあげた。

 

ナギの指揮により持ち直した衛兵はゴブリンを撃退。

その場を死守せよというナギの言いおきに敬礼でこたえる。

王子は城に、という情報を得てフェイを促すナギを感嘆まぎれにフェイが茶化す。

騎士団長の父に男児が産まれなくて仕方なく兵士をやってたのかと。

「私は戦争孤児なの」

怒るでもなくナギは告げた。

戦火に焼かれた村で、家族を失い一人きりだったナギを拾って育ててくれた。

それがイーストガーデンの騎士団長ダニオロ。

そんな大切な義父に自分より長く生きて欲しい、そのために兵士になったのだと微笑む。

(待っていて義父さん)

 

 

その時ダニオロも王子マルクと共に王城へ向かっていた。

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マルクが見てしまった川下に流れてきた遺体、それはカーマインの連れた兵のものだった。

カーマインがやられるとしたら侵入者はよほどの手練だというダニオロに、自分が無理を言って民を引き入れたことを自責するマルク。

しかしダニオロは同胞を見捨てなかった王子を卑下はできないとマルクに言った。

「失った命の価値に見合う判断を」と。

ダニオロの誠実な言葉に感謝するマルク。

父王とカーマインの無事を祈る。

 

バシッ

バシッ
バンッ

バシッ

 

広場にさしかかると人だかりができていた。

何か音がする。

目を見開くダニオロ

危ないから顔を伏せていなさい、と言われながらダニオロのマントに守られ進むマルク。

声が聞こえた。

「もう…もう…やめてさしあげて」

「ハロルド王」

呼ばれたのは父の名前。

(父上が…おられる?)

集まった民は一様に絶望を口にしている。

 

バシッ
バンッ

 

「見ては…なりませんマルク様」

 

唇を噛みしめ怒りの涙を堪えるダニオロ。

しかしマントの隙間から覗き見えた。

 

吊るされた最早何者だったかもわからない体。

明らかに既に命無い者に無慈悲に放たれ続ける矢。

そして、数えきれない矢に覆われた【晒し者】の近く。

 

「おいたわしや厳然なる王がこれではまるで…」

「ミノムシではないですか」

帝国の使者マグリッドが笑っていた。

 

童子軍鑑 第8話の感想と思考

 

久しぶりにナギが出てきてくれました。

やはりフェイと同じような環境、辛いことを経験してきた娘でした。

それにしてもダニオロ…!

王子に使える一騎士かと思っていました、まさかナギのお義父上の騎士団長だなんて!

血は繋がっていないとはいえ、とても素敵な父娘。

無事に再会してもらいたいです。

 

ですが、あまりにもショッキングな王への仕打ち…。

童子軍鑑は残虐な場面が本当に重くて、だからこそ物語に没頭できるのですがハロルド王も良い父親のようだっただけに辛い。

目の当たりにしてしまったマルクは一体どうするのでしょうか。

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