ゴールデンカムイ 第183話 ネタバレ・感想~名前の意味~

 

2018年12月13日発売の週刊少年ジャンプに掲載中のゴールデンカムイ第183話のネタバレと感想をご紹介します!

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ゴールデンカムイ 第182話のおさらい

 

前回までのゴールデンカムイはこちらからどうぞ!

>>ゴールデンカムイ 第182話 ネタバレ・感想~ソフィアの語るウイルク~

ゴールデンカムイ 第183話のネタバレとあらすじ

前回から引き続き流氷の上を移動しているソフィアとキロランケ一行。

 

アシリパの回想シーン。

幼いアシリパがウイルク(アチャ)と狩りをしている。
身を潜めて熊の親子を見る二人。

小熊も斃すのかと不安げに尋ねるアイリパにウイルクは「間違った情けや優しさは弱さにもなる」と弱肉強食を言って聞かせる。

そんなウイルクの顔を思い出してうつむくアシリパにキロランケが呼びかける。

「見ろアシリパ!!」
氷上にはオオカミの群れがいた。
ソフィアがつぶやく、ウイルクは狼が好きだったと…。

再びソフィアの口から語られるウイルクの姿。

まだウイルクが革命家としてソフィアや他の仲間達と行動を共にしていた頃。

秘密警察に追われ森へ逃げ込んだが、彼らは重傷で一歩も動けない仲間を連れていた。

肩を貸して進むウイルクとキロランケだったが、間もなくその仲間は意識を失い一同足止めを余儀なくされる。

うずくまりその場をやり過ごそうとするが近くに追手の灯りの列が見えた時、間が悪く重症の男がうめき声を発した。

直後ソフィアとキロランケは言葉を失う。

表情ひとつ呼吸ひとつ変えずに、ウイルクが重症の仲間の頸動脈にナイフを刺しこんだのだ。

仲間は静かに息絶えて革命家達は追手に見つかることなく逃れられた。

自分であれば散々に迷ったあげくで同じ決断をしたかもしれないというソフィア。

ウイルクはその決断まで最短経路で動けるひとだったと。

自分もそんなウイルクを心から信頼し愛していたと付け加えるキロランケ。

ソフィアが問いかける。
「ウイルクの名前の由来を知ってる?」

キロランケも知らないらしい話だがアシリパの記憶のどこかに何か引っかかるものがある。

そんな冷淡ともいえる決断を下すウイルクのルーツなる昔話をソフィアは知っていた。

ウイルクにまだ正式な名づけが成されていない幼い頃、村の近くの森で弱った狼を見つけた。

気になって毎日様子を見に行くウイルク。狼は群れを呼んでいるのか遠吠えを繰り返すようになり、群れの遠吠えもまた応えた。

狼が群れから離れたのは何か病気など欠陥があったのだとウイルクには分かっていた。

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見守る毎日の中、やがて群れがその狼の元にやってきた。

しかし群れは彼を殺した。

群れの中では役目がないと判断した狼たちは、その合理的で役割分担の完成された群れの習性のとおり、弱った仲間を群れに再び迎え入れることはしなかったのだ。

ウイルクは、無駄のない機能的な美しさを狼たちの生き様に感じた。
狼のような生き物になりたくて屍から剥いだ毛皮をかぶって走り回った。
そんな息子の姿を見て、ポーランド人の父は彼の名前を決めたという。

「ウイルク」とはポーランド語で「オオカミ」を意味した。
その言葉に大きく記憶を揺すぶられるアシリパ。

幼いアシリパが死んだ母親の話をウイルクにねだる。
さまざまなアイヌの文化をウイルクに教えてくれたその女性は、ウイルクの名前の由来を知りアイヌ語の名づけをしてくれたという。

「今から教えることを決して忘れるな…」
そう、それこそがアシリパに授けた暗号を解く「鍵」。
ホロケウオシニコ【オオカミに追いつく】。
その名前は名付け手であるアシリパの母とウイルク自身、そしてアシリパしか知らない。

誰にも教えてはいけない。

アシリパの脳裏に今まで見てきた囚人たちの刺青人皮が浮かび上がる。
地図のような文様と○で囲まれた漢字。
漢字の読めないアシリパではあったが杉元に読み方を尋ねた一字は迂=ウ…

「……あッ!!」

ついに暗号の鍵となる記憶に辿り着いたアシリパに尾形だけが気付き、暗い目を向けた。

ゴールデンカムイ 第183話の感想と思考

ついにここまで謎のままだった刺青人皮の暗号の鍵が示されました!

まるで人間味のない描かれ方だったウイルクの人間らしい面が見えたのも良かったです。

アシリパの知るアチャやソフィアと二人で過ごした穏やかな語り口の「狼のように群れを守るウイルク」と、無表情で皇帝暗殺を実行したり囚人たちに暗号を彫り込む「狼のように合理的で冷徹なウイルク」は矛盾しないものだったのですね。

ホホチリのとれていない少年ウイルクかわいいです。

アシリパさんが学校に行ってない(日本語が読めない)ことが伏線で、本来であればおそらく土方がアシリパの鍵を解読する係だったのでしょう。

しかし土方が迎えに行く前に、アシリパは杉元と出会ってしまったのですね。
早く二人に再会してほしいです。

しかし!また今回も最終ページの尾形が不穏すぎる!まるでホラー漫画のよう!
次号何かやらかしてしまうのではないでしょうか…不安です。

次回のお話はこちら!!

>>ゴールデンカムイ 第184話 ネタバレ・感想~あの二人が再会!

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