ドラゴニル第1話のネタバレと感想を紹介します!
主人公・橘竜心がまだ自覚していない秘められた力。どうして、こんな力が宿っているのか…何のために使う力なのか…額に隠された謎を解き明かしながら読み進めていきましょう。
ドラコニル第1話のネタバレとあらすじ
主人公・橘竜心は、額に十字の傷のある高校生。
彼の家は、歴史ある名家で、彼の両親も父親は外科医、母親はチェロリストと世界で活躍している。
そんな両親は彼が幼い頃から日本にほとんど帰ってくることはなく、彼の祖母・千代に育てられた。
千代は気の強い女性であったが竜心にドラゴンの話をしてくれたり、彼が自覚していない彼の秘められた力を封印してくれていたりと大切に育ててくれた。
そんな千代は、彼を残して亡くなってしまった。
残された竜心の心の支えは、幼馴染でクラスメイトの海野奈々だった。
彼女もまた、家庭のことで寂しく思う節があり、寂しさを共有できる友となった。
球技大会の日。竜心と奈々のクラスは他クラスと野球の試合を行なっていた。
相手チームの強敵・全国区の野球部4番が打者としての順番が回ってきた。
バッターボックスに立つ強敵を見た奈々は、「なんであんなのがまざってんのよーっ!!負けたくなーいっ!!」
と大声で叫んだ。
それを見た竜心は、「俺が投げる」
とピッチャーを交代する。
見守るクラスメイト達は、運動普通、野球も素人の竜心を心配する。
そんな竜心を奈々は心から信じる。
「大丈夫!!竜心がああして瞑想する時は魔法みたいな奇跡をやる時だから!!」
竜心は奈々の言葉通り、ものすごい速さの球を投げ、周囲を驚かせた。
―同刻・上空―
「こんな街にいたのかよ。ずっと待っていたんだぜ」
箒に乗った謎の女、現れる。
球技大会が終わり、帰宅した竜心。
彼の家に見覚えのない女が…。祖母・千代から遺言を預かっているという、あの謎の女だった。
女から渡された遺書には、
『竜心へ お前に任せる 千代』
とあるだけで、2人とも内容が理解できなかった。
この謎の女は、自分は屠龍だと言う。自分は魔女であり、竜を退治する仕事をしていると…。そして、それを教えたのは魔女である竜心の祖母・千代だと…。
信じる気配のない竜心の目の前で魔法を使ってお茶を入れて見せた。
魔法…
心当たりのあるような…沈黙する竜心。
「お前ほんとうに持ってないのかよ。魔力だよ!!」
女は竜心に問いかける。女はさらに続けて語り出す。
「はじめ瞑想による変性意識状態の中でイメージとして存在する。次の段階として『視覚化』が可能になる」
手を見つめながら、感じたことのあるこの感覚を試してみようとする竜心。
「ほんとだ。できた」
充分すぎる魔力に驚きを隠せない女。そして、竜心の額の傷に気づき、それは魔法でついた呪いの痕だと教えてくれた。
かなり強力な封印がかかっていると…。
そんな中、魔法局から女に連絡が入る。玉城高校に竜が出たというのだ。
女は1人で向かおうとするが、竜心も行くとせがむ。玉城高校は竜心の通う高校だからだ。
「私達が相手にしているのは人間の垂れ流す『呪』を吸収し孵化した魔物。
魔力のある人間だけに見え、魔力でしか倒せない『孵竜』だ!!」
女の説明を聞きながら、竜心も戦いへの緊張感や責任感が伝わってきた。
「奈々!」
学校に着くと、孵竜が奈々を吹き飛ばしたところだった。
女は魔法を使って孵竜と戦うが、孵竜の成長が早く、苦戦を強いられる。
実は、その孵竜は竜心が球技大会で投げた球の魔力の干渉を受けた「呪」を吸収し、強くなっていたのだった。
「やってみるか 竜心」
女は尋ね、竜心の額の傷と千代が16年前に突然魔法局を辞めた理由が閃き、語り出す。
「お前はそれかもしれない…竜伯子…先天的に膨大な魔力を持つその赤子は自らの魔力に焼かれ産後すぐに命を落とす」
千代は竜心の命を守るために、竜心の魔力に封印をかけていてのだ。
遺書の『任せる』は、『屠龍としての仕事を任せる、屠龍となって孵竜を倒してくれ』だと直感した2人は、竜心の魔力の封印を解くことにした。
封印を解かれた竜心の魔力は凄まじく、孵竜をあっという間に倒してしまった。
怪我をし、気を失っている奈々も女の魔法で治してもらった。
今後は、女・美月イケイケ最強おねーさんのもとで監督されることになった竜心。どんな敵と戦い、どんな展開が待っているのか。
ドラコニル第1話の感想と思考
特別な力を持っている人は魅力的に見えますね。
こんな力があっていいなと思うと同時に、責任ある仕事が舞い込み大変だなと思い、読んでいました。
おばあちゃんは死ぬ時まで、竜心のことが心配だったんだなと少しじーんときました。
今後は、どんな魔法がでてくるのか、どんな展開になっていくのか、とても楽しみです。
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