火ノ丸相撲 第229話 ネタバレ・感想 ~冴ノ山関の夢~

2019年2月18日発売の週刊少年ジャンプに掲載中『火ノ丸相撲 第229話』のネタバレと感想を紹介します!

横綱・刃皇との取組で金星をあげた、冴ノ山。

冴ノ山には、兄弟子として鬼丸たちに見せたい背中があった。

そして、特に思い入れの強い鬼丸と叶えたい夢も。

冴ノ山が思い描く夢とは…一体何か!?

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火ノ丸相撲 第228話のおさらい

刃皇と冴ノ山の取組が始まった。

取組前、刃皇は横綱としての品格を疑うような横暴な態度で場を騒がせてしまっていた。

刃皇は、今から取組が始まるというのに気持ちが浮ついていた。

反対に冴ノ山は、とても冷静だった。それには、理由がある…。

冴ノ山と同じ部屋には、鬼丸がいた。

鬼丸は怪我で練習が充分にできないときも、床がへこんでしまうほど、四股を踏んだ。

仲間の練習を見ながら、鬼丸は自分のできる最大限の練習をしていたのだ。その姿に、冴ノ山は、本当の「心の強さ」を見た。

その「心の強さ」を見てから、冴ノ山は自分をさらに高めようと刺激を受けた。

厳しい練習をさらに厳しく、そして精神的な強い心を持てるように鍛錬を積んだ。

そして、鬼丸に、兄弟子としての姿を見せ、鬼丸に元気と刺激を与えたいと…!!

冴ノ山が磨いてきた「心の強さ」は、刃皇との戦いで発揮された。

真の「心の強さ」を持った冴ノ山は、刃皇が作り出した会場の嫌な雰囲気にも、刃皇の圧力にも負けなかった。

冴ノ山は、「心の強さ」で刃皇を打ち負かしたのだった。

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火ノ丸相撲 第229話のネタバレとあらすじ

冴ノ山が在籍する柴木山部屋には、取材陣がつめかけていた。

「冴関ですか?いい先輩ですよ」

「稽古以外でも体のケアとか相撲に対する姿勢は勉強になります」

兄弟子のことを悪く言うものは誰ひとりいない。

みんな口を揃えて、冴ノ山の良さを口にした。

「鬼関が入った事で変わったのはあると思いますよ。部屋頭としての責任感と、何より兄弟子としての意地ですよね」

柴木山親方も絶賛する。

「気持ちの面だけじゃない。火ノ丸と毎日稽古する事で地力も上がったよ。

しっかりと腰を割って膝のバネが利いてる。火ノ丸の低い当たりを受けてる内に重心が安定した」

柴木山親方は、冴ノ山と鬼丸がいい意味で互いを刺激し合っている、良い関係だと感じていた。

冴ノ山は、以前、柴木山親方と二人で飲んだ時は、鬼丸のことを次のように語っていたからだ。

「火ノ丸はすぐに上に上がってくる。だからこそ、自分も早く大関にならないといけない。

自分は火ノ丸より常に上でありたい。自分にとって火ノ丸は…」

取材されていた冴ノ山自身も、ここで話を切った…。

「…いや、その先はまだ言えない。強い兄になるまでは…」

この続きの言葉は、冴ノ山の夢なのだ。夢はそう簡単に口に出せない。

「横綱に勝って言うんだ…私の夢…大関…横綱…そして…」

そして、冴ノ山は刃皇を押し出した。

応援していたみんなは、冴ノ山が刃皇に勝ったという現実が受け止めきれなくて、初めは言葉が出てこなかった。

でも、この勝利は、とても嬉しかった。涙がこみ上げるほどに…。


(画像参照元:火ノ丸相撲 第229話)

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「七日目結びで大波乱!

全勝の横綱に土を付けたのは関脇・冴ノ山!!

初土俵から12年!25回目の挑戦にして初の刃皇超え!!」

たくさんの座布団が宙を舞い、

冴ノ山も芝木山親方も目頭が熱くなっていた。

そして解説者たちは、冴ノ山の取組を絶賛していた。

「完璧な立ち会いでしたね。踏み込むと同時に廻しを引いて自分の形を作りました。

土俵際も丁寧でしたよ。隙がなかった」

「元々実力のある力士です。ただ合い口の悪い相手には、とことん悪くなる傾向がありました。

今日の相撲は冴ノ山の自信になるでしょう」

「『国宝世代』が注目を集める今場所ですが、『俺もいるんだぞ』という意地を感じましたね」

冴ノ山が会場の裏に入っていくと、部屋の仲間が出迎えてくれていた。涙を浮かべている者もいた。

「…今夜は焼き肉ですね!冴さん!」

鬼丸は、元気よく、冴ノ山を称えるように言った。

鬼丸も、今日の取組で、御手杵に黒星をつけていた。

鬼丸は、御手杵の得意技・外四つからの閂の誘いに乗らず、立ち会いの諸手で突いた。

そして、上手く体ごと御手杵の懐に潜り込み、投げ飛ばした。作戦通りの取組内容で勝利した。

「冴さんのデータのおかげで勝てました!

横綱倒しての優勝となれば大関昇進だって…ワシも出来るだけ他の連中に土付けて、冴さんを援護しますから!」

鬼丸の言葉に、冴ノ山は自分の夢を思い出した。

「違うだろ、鬼関。私の為に相撲を取るんじゃないだろ…」

そう…冴ノ山は、横綱に勝った今日だからこそ、鬼丸に伝えられることがある!!

冴ノ山は、かつての自分の力のなさに後悔している…。

それは、鬼丸が一番辛い時…。怪我をして、充分に練習ができなかった時、冴ノ山は、鬼丸の助けになれなかったこと…。

これを今でも本当に後悔していた。

『あの時の自分の言葉に何の力もない事を知っていたから。

兄の私に出来る事…それはー

戦う背中を見せる事…!』

冴ノ山は、あの時の後悔から、この思いを忘れたことはなかった。だから、横綱に勝った今だから、伝えられる!!

「…私は今日勝って2敗を守った…君も2敗を守った。

君もまだ優勝圏内なんだ…!このまま二人で勝ち続けて…

千秋楽で同部屋力士の優勝決定戦!

優勝を懸けて私と勝負だ!鬼関!」

やっと伝えられた…。

これが、冴ノ山の夢!

『大関…横綱…そして、いつか潮君と本場所で戦う事…!!』

冴ノ山は、鬼丸のことをいつも心に留めている。

『鬼関にとって私はただの兄弟子かもしれない…だからこそ彼に言いたい。

私もいるんだぞ、と…

私達は兄弟であり…同じ高みを目指す力士であり、ライバルだと…!!』

冴ノ山の熱い気持ちが鬼丸にも伝わり、鬼丸は涙を浮かべていた。

「七日目を終えて優勝争いのトップを走るのは唯一人全勝の平幕の大包平!

混沌としてまいりました。大相撲九月場所。

優勝を手にするのは果たしてー」

鬼丸は、冴ノ山の言葉に激をもらった。

「今日、冴さんが勝ってくれたおかげで一気に現実味を帯びてきた…!

もしそうなれば、そこには刃皇関も…

もっと強くならんといかん…あと八番…全ての取組を糧にする…!

明日当たる相手は…」

八日目 鬼丸ー童子切

「最高の相手じゃ…!!」

次の取組に向けて、気合の入った鬼丸であった。

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火ノ丸相撲 第229話の感想と思考

部屋の兄弟子として、冴ノ山関の姿がとてもかっこいいですね。

弟弟子たちの目に映る冴ノ山の兄弟子としての姿は、目標となる兄弟子の姿なんでしょうね。

弟弟子たちへの優しさも、強い姿を見せないとという責任も、背負っているものは大きいけれど、それを受け止めて、やりこなしている姿にとても魅了されました。

鬼丸から「心の強さ」を学んだと言っていたけれど、それだけの素質のあった方だったんだろうなというのも感じました。

柴木山部屋の良さ、縦のつながりの強さを感じた作品でした。

次回は、鬼丸と童子切の取組ですね。

もちろん、鬼丸にがんばってほしいところですが…。簡単に勝たせてくれる相手ではありませんから…。

次回の戦いも目が離せませんね!!

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