2019年3月4日発売の習慣少年ジャンプ2019年13号に掲載中の火ノ丸相撲第231話のネタバレと感想をご紹介します!
童子切と鬼丸の取組が始まった。
鬼丸は、怪我をしている童子切の体の状態は気になるものの、全力で闘わなければ勝てない相手だと精一杯の力で相撲をとる。
果たして、取組の結果はいかに!?
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火ノ丸相撲第230話のおさらい
横綱・刃皇は、未熟な精神力が仇となり、冴ノ山に負けた。
妻の前で刃皇は、自分の横綱らしくない態度を反省した。
刃皇の妻は、刃皇にとっての特別な場所なのだから、残りの取組をしっかりと戦いなさいと激を飛ばした。
翌日の朝陽川部屋は、異様な空気に包まれていた。昨日起こってしまった、刃皇と大包平の事件が尾を引いていたのだ。
刃皇は、弟弟子の大包平と童子切の取組を見た感想を率直に大包平に伝えた。
大包平は、かなり痛いところを突かれ、返す言葉もなかった。
大包平は、この刃皇の言葉に感化されてしまい、次からの取組では勝ちにこだわった危ない取組を繰り広げていくこととなる。
そんな頃、柴木山部屋では、鬼丸の次の相手である童子切の話題に花が咲いていた。
童子切は、鬼丸の戦い方のデータを分析し、確実に弱点を突いてくる。
冴ノ山も、自身が童子切と戦った取組を思い出し、怪我をしていても油断はしない方がいいとアドバイスを送っていた。
そして、鬼丸と童子切の取組が始まろうとしていた。
童子切は、大包平との取組で負ってしまった怪我をものともせず、土俵へと向かう。
しかし、テーピングで固定した膝は、痛々しさを醸し出していた。
怪我を押し切ってまで戦いたいのは、鬼丸という関取との相撲を楽しみにしていたからだ。
さあ、今から、鬼丸と童子切の取組が始まる!二人とも、気迫がこもっている。面白い戦いになりそうだ!
前回のお話を詳しく読みたい方はこちらをどうぞ!
火ノ丸相撲第231話のネタバレ
鬼丸と童子切が土俵の上で、激突していた。
鬼丸は、童子切が怪我をしている足を見ながら思った。
「怪我…?それがどうした…全力で行くぞ…
相手はあの童子切…天王寺獅童…!!」
「ワシはあんたに勝ちに来たんじゃ!!」
鬼丸の闘士のこもった体が、童子切にぶつかっていく。
童子切も負けじと、鬼丸の力を受け止めた。
ザッ。
少し、童子切は後ろに押された。
鬼丸は、力の入った張り手をくらわしていく。
耐える、童子切!
「そうかい…多少はもらおうとも…廻しだけは絶対にやらねぇ…ってか。…上等!!!」
大包平は、この取組を見ながら、二人がどんな戦い方をしていくのか気になり、見守っていた。
「突き合いになれば潮君は強い。そこから腕を手繰ったり、体を潜り込ませるのも上手い。
だが、童子切は、突き合わず、手繰らせず、潜らせず。
常に相手の全身を視界に捉えながら距離を保ち、頭を下げて手数よりも確実に押せるタイミングで、
少しずつ確実に前に出る…」
鬼丸からの攻めの技を全身で受けながらも、確実に鬼丸の体を少しずつ、少しずつ土俵際まで押していく、童子切。
怪我の痛みを抑えながらも、必死に今できる相撲を考えてとっていた。
この取組を見ている人たちは、童子切がいつもの相撲をとっていないことに気づかされていた…。
童子切の相撲がスマートではない…。どうして、こんなに泥臭い相撲をとるのか…。
…やっぱり、童子切の膝の怪我はひどいのか…!?
ー取組前の長門部屋ー
「痛み止め打ってください」
童子切は、怪我の痛みを抑えてでも、鬼丸と戦いたいという意志を示していた。
「テーピングでガッチガチに固めたら行けますわ」
でも、部屋の関係者は、童子切が土俵に上がることを必死で止めていた。
ここで無茶をすれば、膝の怪我が悪化し選手生命にも関わるからだ。
童子切は、そんな言葉には耳を貸さない。
「…休まれへんでしょ…今場所は特別なんですよ…」
「…休むのも勇気です」
関係者は休場を進めるが、童子切はどうしても鬼丸と戦って、土俵の上でたくさん語りたいと言う。
そして、刃皇に刃を届かせて、今場所の大相撲を大いにわかせたいとも思っていた。
鬼丸と戦いたい!この気持ちが、童子切の心を突き動かしていたのだった。
二人の取組は、時間が経つにつれ、土俵際まで追い込まれそうな鬼丸の姿があった。
童子切は、大きな怪我を負っていても、凄まじい圧力で鬼丸に向かってきていたのだ。
鬼丸も童子切の状態は理解していたが、力を緩めるわけにはいかなかった。緩めていたら、こちかが負けてしまうほど、強いのだ!
怪我をしていても、強い相撲をとる童子切に尊敬の眼差しを送る、鬼丸。
でも、鬼丸は童子切に勝ちたい!気力を振り絞る!そして、どうやったら勝てるのか頭をフル回転させる!
「今、強くなれ。
超えろ…童子関の想定を!!!」
二人の頭が思いっきりぶつかった。
よろめいて土俵際まで追い込まれた、鬼丸…。
鬼丸は、自分に喝を入れた。
「下手くそ…違う…こんなんじゃ…
童子関にも…刃皇関にも…
怖くねぇってんなら、怖がらせろ!!」
鬼丸は自分の体の感覚を研ぎ澄ます。
「思い出せ…あの時の感覚を…角度…足の運び…力の入れ具合…
体の声を聞け…」
再度、童子切に体をぶつけていった、鬼丸ー。
そんな鬼丸に、土俵の上で語りだした童子切…。
「鬼丸は戦いの中で強くなる…この一番もそうや…
俺のおかげで強くなったんや。感謝せぇよ。
……今日の勝敗次第では、このまま強行出場続けるつもりやったが…
…俺はここまでや。
今場所はお前に託したで、鬼丸」
どうして自分に?と戸惑う、鬼丸。
はにかみながら童子切は言った。
「ファンやねん」
そして、童子切は静かに語りかけた。
「ただ優勝するんやない…刃皇を倒して優勝するんや、鬼丸…!!」
鬼丸が、童子切に勝った…!!
「…童子関の意志…受け取りました…!」
鬼丸は、童子切の思いを静かに胸に刻んだ。
ー翌日ー
童子切は、休場届を提出した。そして、記者会見を開いた。
「カメラも入れたって下さいよ。
土俵の上では語り切れんかった事があるんすわ…」
童子切、ただでは退かない…。
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火ノ丸相撲第231話の感想と思考
鬼丸と童子切の戦いが終わりました。
気持ちのいい戦いでしたね。
童子切が、鬼丸に「ファンやねん」と語ったところが、とても印象に残りました。
こんなに強い童子切でも、鬼丸を認めていて、そういう懐の深さに感激しました。
私が、童子切のファンになりました!
童子切の意志を受け取った、鬼丸。
残りの取組は、もう負けられません。
「優勝」が見えてきたけれど、これから戦う相手のことを考えると身が引き締まる思いがしているでしょうね。
仲間の思い、童子切の思いを胸に、これからの戦いも正々堂々と戦ってくださいね!鬼丸!
次回も、応援しています!
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