2019年2月25日発売の習慣少年ジャンプ2019年12号に掲載中の火ノ丸相撲第230話のネタバレと感想をご紹介します!
どんな力士も負けたくない一心で取組をしている。そんな、それぞれの力士の思いが伝わってくる回だ。
刃皇も、大包平も、童子切も、そして鬼丸も…。
今場所の取組も半分になってきたせいか、力士たちの取組への気持ちが徐々に変化してきた…。
優勝を狙って、それぞれがどんな戦い方を見せるのか…!?
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火ノ丸相撲第229話のおさらい
冴ノ山は、怪我をしていた時の鬼丸から刺激をもらい、相撲には欠かせない精神力の強さを身に付けていた。
一方、冴ノ山に一瞬で負けてしまった、横綱・刃皇は、横綱らしくない横暴な態度で会場を嫌な雰囲気にした。
そして自らの大切な取組も乱れた心で台無しにしてしまった。
強い力士として名声を挙げていた刃皇も、真の横綱にはなりきれていなかったのだ。
その点、冴ノ山はというと、なかなか成績が上がらない時も、弟弟子たちに兄としての大きな背中を見せたいと心身ともに鍛えてきた。
特に、鬼丸が怪我で相撲が取れなくなった時、一番辛い鬼丸に何か言葉をかけてやりたくても、かけられなかった。
なぜなら、自分が弱すぎて、兄として自分の背中を見せてやれなかったのだ。
冴ノ山は、そのことをずっと後悔していた。
いつかは鬼丸に自分の強いところを、兄として弟弟子たちを引っ張っていけるという強さを見せたいと真摯に課題を見つめ、鍛えていたのだった。
そんな冴ノ山にも、弟弟子たちに自分の大きな背中を見せつける日がやってきた。
そう。この刃皇との一戦だった。
心の強さで、刃皇を瞬殺した。
会場からもたくさんの座布団が舞った。
鬼丸たちも勝ったことをとても喜んでくれた。
そして、冴ノ山は、自分の夢を心から語れる日は、今日の今の今しかないと、鬼丸たちを目の前に夢を語った。
「千秋楽で同部屋力士の優勝決定戦!」
鬼丸と優勝をかけて、取組がしたいというのが冴ノ山の夢だったのだ。
心身ともに強くなった冴ノ山は、いつかの兄としての後悔を乗り越えて、ようやく鬼丸に伝えることができた。
兄としての強い相撲と一緒に。
鬼丸は、冴ノ山の夢を聞いて、自分ももっと強くならないといけないと身の引き締まる思いがしたのだった。
前回のお話を詳しく読みたい方はこちらをどうぞ
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火ノ丸相撲第230話のネタバレ
ー七日目の夜ー
刃皇の妻・由美はテレビで、自分の夫が負けた取組の冴ノ山のインタビューを見ていた。
「横綱の立ち会いが甘かったというのもありますが、当たった瞬間に…はい。
勝ったと思いました」
厳しい表情で画面を見つめる、由美。
そんな中、刃皇が帰宅した。
「おかえりなさい」
由美が玄関の戸を開くと、いかにも機嫌の悪そうな刃皇が立っていた。
由美は塩で刃皇を清めた。
そして刃皇は玄関先で、正座をし、由美の前に座った。
「お願いします」
由美は着ていた服をまくりあげ、刃皇の顔を服の中に入れた。
刃皇は由美の服の中で、取組の反省を述べた。
「…愛の無い相撲を取りました。相撲は「心」だ…
技術的に私が劣っているとは思わない。ただあの瞬間彼は私より力士だった…」
「…特別な場所なんでしょ。がんばりなさいな」
「…………はい」
刃皇は由美に優しくて厳しい喝をもらった。
(画像参照:火ノ丸相撲第230話)
ー翌日ー
朝陽川部屋は、異様な空気に包まれていた。
なぜなら、昨日の大包平の取組の後、大包平の取組に苛立ち、観客のいる前で刃皇は負けた大包平に水をかけてしまっていたからだ。
刃皇と大包平がしーんと一言も話さず、一緒に食事をしているので、周りの力士にも緊張が走っていた。
刃皇が口を開いた。
「彰平…昨日の相撲…なぜ立ち遅れた?獅童を恐れたか?」
大包平も刃皇の威圧にピクっと体に緊張が走った。
「…俺にビビらん奴が他の奴にビビるんじゃねぇぞ」
「……はい」
二人の会話を聞いていた力士は、昨日あんなことがあったのに、不思議な師弟関係だなと思った。
そんな頃、柴木山部屋では鬼丸がマッサージを受けているところだった。
「今場所もよくやく折り返し…鬼関は長い取組が多いから、しっかりケアしないといけませんよ」
弟弟子思いの冴ノ山が優しく声をかけた。
冴ノ山は、鬼丸に今日の取組相手の童子切の話題を持ちかけた。
「出るらしいですね童子切…昨日の取組で負傷した様なので休場するかとも思いましたが…
怪我の程度はわかりませんが出てくる以上はあまり考えない方がいいでしょう」
鬼丸も気合いが入る。
「…望む所です。童子関との取組は学ぶ所が多いですから」
冴ノ山は、気合いの入った鬼丸に分析した童子切の相撲を教えてやった。
童子切は、相手の相撲をかなり分析し、弱点を的確に突いてくる。言い換えれば、それこそが改善すべき点だと。
鬼丸は思った。
今の自分の相撲が童子切の目にどう映っているのかとー。
「学ばさせてもらいます。ただ…勉強代に星をくれてやるつもりはない。目指すは優勝決定戦。
童子切を喰らって今より強くなる…!!」
冴ノ山も、同じ部屋の力士たちも鬼丸の言葉がとても心強くて安心した。
ー八日目ー
大包平と大典太の取組が始まった。
大包平の相撲に、やっぱりうまいなと思う大典太。
互角の戦いをしていたが、大包平が危険な技をしかけた。
(画像参照元:火ノ丸相撲第230話)
『変型掬い投げ 羅城開門 武士返し』
大包平は全勝をキープしたが、大典太はこれ以上、この技を耐えていたら肩を痛めるところだった。
「危ねぇことしてくれるじゃねぇか、先パイ」
「良かったな。お前は壊れなくて」
昨日の童子切との取組、そして刃皇とのいざこざを経て、勝つことへの気持ちが力士として違う方向へ振り切れてしまっていた。
この取組を見た者は、みんな同じ感想を持ったことだろう…。
「この先、大包平と当たる奴は気を付けた方がいいかもな…」
大包平は取組に勝ちはしたが浮かない顔で土俵から降りてきた。
そこですれ違った童子切は、怪我をした足にテーピングをたくさん巻きつけ、足を引きずるかのようにしていた。
でも、大包平の表情とは違って、生き生きとしていた。
「さぁ気張って相撲…取らしてもらいますかぁ!!」
怪我のことなんて、何とも思ってないようなハツラツとした雰囲気だ。
そんな童子切の姿を見た大包平は、そんな怪我の状態で勝てる取組ができるのか、どうして休まないのだと疑問に思った。
「鬼丸…なのか…?獅童が出場に踏み切った理由は…
…何があるって言うんだ…鬼丸に…」
鬼丸と童子切の取組が始まった。
「はっきよい!!」
怪我をしているとは思えない強さに鬼丸の体が一瞬後ろに傾いた。
しかし、体勢を戻した。
「…どんな状態だろうが関係ねぇ…全力で行く…
相手はあの…天王寺獅童なのだから…!!」
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火ノ丸相撲第230話の感想と思考
今回も、数々の取組のシーンがたまりませんでしたね。
どの力士もかっこよすぎます!
大包平は、せっかく強いのだから、鬼丸や童子切の取組から真の力士の気持ちを取り戻してほしいなと思っています。
勝ちたいという気持ちの中に不純な気持ちが見え隠れするのが、スポーツ選手としてなんだか嫌です。
鬼丸みたいに純真な気持ちで勝ちを求めて、仲間と喜び合ってほしいなと思いました。
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