血の轍 第2巻 ネタバレと感想!

「惡の華」「ハピネス」「ぼくは麻理のなか」「志乃ちゃんは自分の名前が言えない」など、傑作を次々と世に送り出してきた鬼才・押見修造氏先生の「毒親」をテーマにした作品『血の轍』第1巻をご紹介します!

注意

注意 これから先はネタバレになりますのでご注意ください

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血の轍 第2巻のネタバレ

第8話 母の背中

抱きしめた母の背中は汗でじとっとしていました。

静一は静子を抱きしめながら、あの時の死んだ猫の時と同じように、「どうして?」と思います。

すると静子は「静ちゃん。離して」と言い、しげるを探しに行こうとします。

静の背中を追いかけながら、ママは今変になっている、おかしくなっている、本当のママじゃないんだ、

僕がしっかりしなきゃ。僕が、ママを助けなきゃ。と心の中で必死に言い聞かせます。

しばらく進むと義姉のしげると叫ぶ声が聞こえてきます。そばに近づくと義姉が必死にしげるに呼びかけています。

恐る恐る近づくと、そこには意識朦朧としたしげるの姿がありました。

第9話 眼差し

木がクッションになったおかげで、あの高さから落ちたのに大丈夫だったと言い、しげるに話しかけてあげてという義姉。

静一が話しかけると、しげるは怯えた表情を見せ、静子が痛い?かわいそうにと、しげるに話しかけます。

ほどなくして、しげるの父が救助隊を連れて戻ってきました。

第10話 脳圧

しげるはドクターヘリで病院へ運ばれていきました。

一行は病院の待合室で処置が終わるのを待ちます。

手術を終え、一行は先生に呼ばれ、しげるの容態を説明されます。

頭蓋骨の陥没骨折により急性硬膜下血腫になっていました。

意識障害もあり、回復したとしても、何らかの障害が残ると告げられてしまいます。

廊下で泣き崩れる義姉。

静一もショックのあまりしゃがみこみ、すかさず静子が支えます。

そこに刑事が2人現れ、事故当時の話を聞きにきました。

静子は当時の状況を事細かく説明していきます。

そして、

「そしたらしげちゃんがよろけたんです。

私は…あわててかけよったんですが…

おそ…遅かった…ごめんなさい…」

と静子は言いました。

刑事は静一に尋ねます。

「間違いないかな?」

第11話 十字架

「静一くん。きみはその様子を見てたんだよね?」

「間違いないかな?」

静一は固まったまま反応できずにいましたが、静子の微笑みを見て、

「ママの言う通りです」

と答えてしまうのでした。

第12話 来訪者2

いつかのあの死んでいた猫の頭が血を流した静一になっている。それを撫でる3歳の頃の静一と静子。

そして静子は「せいちゃん、ママのこと許してくれる?」と言った。

まるでホラー映画のような悪夢で目が冷める静一。

今日の朝ごはんはツナマヨおむすびでした。

ごはんの後、病院へ行こうと父に言われますが、静一は「行きたくない」と言い、ひとり自宅に残ります。

部屋のベッドに横になった静一は

「ああううああ!」と大声で泣き叫びました。

そこへピンポーンとチャイムが鳴ります。

玄関の扉を開けると、そこに立っていたのは吹石でした。

第13話 日陰の秘密

吹石は終業式以来、ずっと連絡を待っていました。なかなか連絡をくれないからと自ら訪ねてきたのです。

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吹石を家に入れ、麦茶を用意していると、静一の部屋を見たいと吹石が言ったので、麦茶を持ったまま静一の部屋へ向かいます。

吹石に家族の人はどこに行ったのかと聞かれ、従兄弟が怪我をして…と静一は、事情を説明し始めますが、途中で昨日の事を思い出し、やっぱり遊べないと言ってしまいます。

帰り側に吹石は、静一に手紙を渡します。

その時、階段を勢いよく上がる音がし、

「静ちゃん!?」と言って静子が部屋に入ってきました。

咄嗟に手紙を隠す静一。

吹石が初めましてと挨拶をすると、

静子は言いました。

「あら、おともだち?」

第14話 はじめましてえ

静子の勢いに一瞬驚いた静一と吹石。

静子は忘れ物を取りに戻ったのだと言います。

静子は吹石に明るく話しかけますが、吹石は気まづそうに帰っていきます。

2人になった途端、静子は静一に言いました。

「それ、見せて。」

静一は一瞬戸惑いますが、

「それ。手に持ってるの。ママに見せて。早く。」と言って手を差し出します。

静子が中を確認し、次に静一に読ませました。

その手紙はラブレターでした。

手紙の内容を見て顔を赤くする静一。

そんな静一の表情を見て静子は涙を流しながら、むり、だめ、受け入れられないと言い、

最後に「この手紙、捨てていい?」と静一に聞くのでした。

第15話 救済

「この手紙、捨てていい?」

静一は口を大きく開けますが、言葉が出てきません。

次第にそれは嗚咽に変わり静一は静子に抱きつきます。

静子も静一を抱きしめ、「せいちゃん、ごねんね。」と謝ります。

 

そして静一は「ママ…どこにも行かないで…」と言い、

静子はラブレターを一緒に破ろうと言います。

ラブレターを破った静子は静一にキスをします。

そして静子と静一は安堵の表情を浮かべるのでした。

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この作品のイラストは独特のタッチで描かれていて、初めて目にした時、ついついどんな内容なのか気になってしまいました。

静子の毒親っぷりや義姉のいやらさがしっかり描かれているので、文章だけよりイラストと一緒に読む方が断然おすすめ!

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血の轍 第2巻の感想

しげるを突き飛ばしたのはきっと日頃の不満が溜まっていたからでしょう。口にも出さず、顔にも出さず、ずっと溜め込んでいたものが出てしまったのでしょうか。

年頃の男子が母親を選んでしまう…。

静一もどんどん静子に飲み込まれていきます。

どんな思いであのラブレターを封印したのでしょう…。

この先の展開が気になります!

 

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